無畏とその周辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 10:45 UTC 版)
鈴の木無畏(すずのき むい)演:星野貴紀 無山の弟弟子にあたる陰陽師。長いこと海外で暮らしていて、最近日本へ帰国してきた。 紫外線のアレルギーを持っている為、外出の際には黒づくめにつば広の帽子を被った姿になる。 一見無表情なように見えるが、この作品の登場人物のなかでは(初音とともに)一番の常識人。無定殺しの件で無山と諍いがあり、彼を許さないという姿勢を見せているが、初音に対しては無定への尊敬の念からか優しく対応する。彼女が様々なことを知っていきながらもまだ無山へついていくことに、疑問を呈しているが、最終的には彼女の言い分を理解し、サポートするようになる。 仕事で呪詛返しに遭い死にかけたところを、初音と兵吾によって助けられる。その後自分に断り無く本山へ向かった初音を笹木と追い、彼女の「無山の跡は継ぎたくない」という意思を確認したうえで、初音と兵吾を逃がす。 現在は鈴の木流の跡を継いだうえで、その立場から初音をサポートしている。また、笹木が24時間無山と一緒にいるには限界があると考え、その件で草壁に相談を寄せている。 繰名(あやな) 無畏を主人とする、ゴスロリ風の服装で身を固めた操り人形。精巧に作られ、自ら意志を持って言動することもあり、霊能力のない者にとっては、人間の美少女にしか見えない。 かつて無畏が請負った仕事で死んだ娘の魂を込めた人形だったが、魂が死んだ娘のものから変質してしまい(死んだ者の魂を扱うことは難しいうえ、人形本来が持っていた魂と混じりあってしまった可能性が考えられる)、実親が亡き娘として受け入れることが出来なくなってしまった。このため、無畏が自戒として自ら引きとり陰陽師として育てている。 異様に高飛車で何かと初音に食ってかかるが、憎めないキャラクター。 無畏を愛する余り、彼が呪詛返しに遭った際「依代(呪いを封じる為の器)」としてではなく、無畏の娘として共に死のうとしたが、草壁によって身体と魂を抜かれ無力化した。その際に身体のほうは壊れてしまったが、草壁によって新たに新しい身体を作成された(その間に一時、兵吾に憑依したりもした)。 草壁(くさかべ) 操名の身体を作った依代専門の人形師。一つの体に二つの意識が宿る双子。兄の「カイナ(右眼と脳の一部)」が人形師として働き、弟の「カズキ(その他の部分)」が営業をしている。無畏と操名の行方を探していたところで偶然無畏の呪詛返しの現場に出くわす。操名の魂を抜いて、兵吾が無畏を救うのに一役買った。その後「失敗作」をおとりに使って無山の攻撃を封じたり、操名の新しい身体を制作。笹木の特異体質には興味津々のようで、その能力をコピーした無山を監視する人形を制作している様子。
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