無甲目(ホウネンエビ目)について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 09:36 UTC 版)
「ホウネンエビ」の記事における「無甲目(ホウネンエビ目)について」の解説
ホウネンエビ(Branchinella kugenumaensis)は無甲目ホウネンエビ科に属する。この目には、他にアルテミアなども含まれる。日本にはホウネンエビが最も広く分布しており、他にキタホウネンエビ Circephalopsis uchidai Kikuchiが北海道から知られている。海外では温帯を中心に多くの種があり、アメリカでは、分布域の狭い種などに絶滅を危惧されているものがある。 共通する性質として、魚類の生息しない、時折干上がるような浅い池や一時的な水たまりに生息する。中には数年に一度しか雨が降らない場所で見られる種もあり、有名な生息場所として、オーストラリアにあるウルル(エアーズロック)頂部の窪みで、水たまりができて、干上がるまでの間に、孵化から産卵までを済ませてしまうものが挙げられる。 ほとんどの種は日本のホウネンエビ同様に水中の懸濁物を摂食する小型の濾過食者だが、北アメリカに住むBranchinecta gigasは体長が10cmにも達し、同所的に生息する他種のホウネンエビ類や小型の無脊椎動物を食べる捕食者である。
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