無教会主義の集会とは? わかりやすく解説

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無教会主義の集会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 09:38 UTC 版)

無教会主義」の記事における「無教会主義の集会」の解説

無教会主義は、キリスト教徒集会否定するものではない。実際に無教会主義キリスト教徒通常各地集会形成し毎週もしくは定期的に聖書研究会または礼拝執り行う集会は、基本的に牧師制度取らず教会堂持たないが、独立伝道者呼ばれる常任指導者先生)がいる場合もある。集会の場所は、ビル公民館など会議室借りたり、または私宅などで礼拝を保つことが多いが、専用集会所持っている集会存在する。なお、内村生前聖書講義拠点としていた東京今井館聖書講堂が現在NPO法人として存続し講堂資料館運営しており、さまざまな集会開催、および、無教会関係の資料書籍蒐集一般者への閲覧行っている。 礼拝中心占めるものは聖書講義聖書講話呼ばれており、前後讃美歌歌い祈り黙祷をするなど、プロテスタント礼拝形式簡素化した形をとっていることが多い。洗礼浸礼バプテスマ)、聖餐式等の儀式通常行わない。ただし、かならずしも洗礼反対聖餐反対という意味ではない(内村鑑三自分の子供に洗礼自身施している)。その意味では、無教会主義は「反教会主義」ではない。 礼拝後、その日聖書講義内容について話し合ったり、感想などを語り合う時間設けるところもある。お茶お菓子などを食べながら歓談する場合もある。 無教会集会は、聖書集会聖書研究会との名称を持つことが多い。その集会それぞれ独自の運営方法を採っており、その集会発足した者が講義担当する場合もあれば、平信徒同士交代講義をする集会など、さまざまである無教会集会は、組織化形骸化避け傾向があるため、宗教法人ではない集会が大多数占めているが、一部法人化している集会存在するまた、同様の理由から、全国集会統率するような本部持たず全国散らばる集会の数や教勢統計にまとめることもない。これには、個々人制度的な縛りから自由になれるという良い点がある。しかし同時に外部からの接触が困難であるという欠点もある。後者については、現代無教会主義集会問題となっているようである。 主な集会は『キリスト教年鑑』に掲載されているが、あくまでも便宜的なもので網羅的ではない。最近では各集会同士地域的な交わりを持つため、普段礼拝の他に東北集会四国集会のような地域単位集会定期的に保たれている。また、講演会定期的に全国各地開催されている。年に1回、「無教会全国集会」が各地域持ち回り開催されており、近年200前後参加者あるようである。

※この「無教会主義の集会」の解説は、「無教会主義」の解説の一部です。
「無教会主義の集会」を含む「無教会主義」の記事については、「無教会主義」の概要を参照ください。

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