むう‐じゅ【無▽憂樹】
むゆう‐じゅ〔ムイウ‐〕【無憂樹】
むゆうじゅ (無憂樹)





●インドが原産です。高さは7~8メートルになり、葉は羽状複葉で、革質の小葉が6~12対つきます。若葉は紅色に垂れ下がります。枝または幹から散形花序をだし、芳香のある花を咲かせます。花弁はなく、花弁状の萼片は赤橙色をしています。また、お釈迦さまがこの木の下で生まれたとされ、悟りを開かれた「菩提樹」、涅槃を迎えられた「沙羅双樹」とともに、仏教の三大聖樹とされています。
●マメ科ムユウジュ属の常緑小高木で、学名は Saraca asoca。英名は Ashoka。
無憂樹
ムユウジュ
ムユウジュ | ||||||||||||||||||||||||
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![]() ムユウジュの花
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保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||
VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ![]() | ||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Saraca asoca (Roxb.) Wilde | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
S. indica L. | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ムユウジュ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Asoka tree、Sorrowless tree |
ムユウジュもしくはアソッカ(無憂樹・無憂華、無憂花・アソッカ、Saraca asoca、シノニムSaraca indica)は、マメ科(ジャケツイバラ科)サラカ属(アショカノキ属)の常緑小高木。または落葉中木。別名に阿輸迦の木(アソカノキ、アショーカノキ)、阿輸迦樹(アショーカジュ)、英名はAsoka tree, Sorrowless tree。
仏教三大聖樹(仏教三霊樹)のひとつ。
分布
特徴
花色は黄色 - 赤橙色の房状の集合花で円錐花序、樹皮は薬用になる。花弁は退化しており、鮮やかな萼が花のように見える。花後は大きな豆の鞘をつけ、ソラマメ大の種子が出来る。
用途は街路樹のほか、建築や家具用に使われる。
耐寒性がないので、日本では温室栽培される。
仏教三大聖樹
縁起樹
インドでは乙女の恋心をかなえる木、また、出産、誕生・結婚にかかわる「幸福の木」として愛好されている。
出典
- ^ CAMP Workshops on Medicinal Plants, India (1998). “Saraca asoca”. IUCN Red List of Threatened Species 1998: e.T34623A9879360. doi:10.2305/IUCN.UK.1998.RLTS.T34623A9879360.en 2023年4月10日閲覧。.
関連項目
外部リンク
- 満久崇麿「<総説>仏典の木」『木材研究・資料』第32巻、京都大学木質科学研究所、1996年12月、1-5頁、CRID 1050001201936298624、hdl:2433/51420、ISSN 0285-7049、NAID 110000214335。
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