火災現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/16 14:46 UTC 版)
「ファイア・デパートメント」の記事における「火災現象」の解説
放射熱 ここでの放射熱とは、火災の際、火元とは直接関係の無い建物が熱放射によって高温に達し、ある温度を越えると発火する現象を言う。本シリーズでは炎に直接触れていないが上述の熱領域の影響範囲にある建物や車両などが、突然それ自体の「熱領域」を持ち始め、やがて炎を生じさせる。これを防ぐには炎が生じる前の熱領域を発見して放水するか、炎の影響を受けそうな建物や車両に前もって放水を行えば良い。 爆発 例えば車両や燃料缶などに引火すると、爆発の危険が生じる。本シリーズにおいても、ある種の物体は炎に近接するとやがて上方に黄色いインジケータが表示され、それが尽きると同時に四散して周囲の人物(消防隊員や被災者)を負傷させ、周囲に炎を発生させる。これを防ぐには黄色いインジケータが表示されている物体周囲の炎を鎮火する必要がある。 腐食性のある蒸気 ある種の燃料が燃焼すると、とても腐食性の強いガスが発生する。これらのガスは火災に対抗する装備を整えた消防士の装備すら腐食させ、危機に陥れる。本シリーズでは緑がかった炎で表現され、近づいた隊員のライフバーが大きく減少する。これに対しては化学機動隊員によって燃焼源を中和させるか、炎を化学消防車MXや生化学対応特殊車両が搭載する生化学消火剤で消火しなければならない。 有害な煙霧 化学物質が燃焼することによって発生する有害なガスで、現場の消防隊や被災者ばかりでなく、深刻な環境汚染の原因となる。本シリーズでは青みがかった炎で表現され、シナリオ終了条件を示す部分に表示されるインジケータによって環境汚染が進む様子が示される。汚染の進行を止めるには、炎を化学消防車MXや生化学対応特殊車両が搭載する生化学消火剤で消火する必要がある。 バックドラフト バックドラフトとは、密閉空間で勢いの衰えていた火災が、扉の開放などで急激に流れ込む酸素により爆発を起こす現象である。本シリーズでは床との隙間から煙が立ち昇る扉を消防隊員に開けさせると爆発によって隊員を昏倒させてしまう。これを防ぐには、扉を開けずに消防士の「破る」コマンドによって扉を少しずつ破壊することにより、緩やかな再着火を促すことができる。 フラッシュオーバー フラッシュオーバーとは、密閉空間において加熱により可燃性ガスが蓄積し、それが臨界値を越えると突然大規模に発火する現象である。本シリーズにおいては炎が無いにもかかわらず白い煙が充満する部屋をそのまま放置しておくことにより大規模に発火する。これを防ぐには、該当する部屋の窓ガラスなどを消防士の「破る」コマンドによって開放し、ガスを排出させれば良い。 ボイルオーバー ボイルオーバーとは、主に石油化学工場などの火災において炭化水素のタンクに水が混入、比重の違いから沈殿した水が周囲の火災により熱せられ気化することで爆発を起こす現象である。本シリーズでは第2作目以降の特定ステージで再現される。これを防ぐには、適切な消火泡を搭載・携行する車両や消防士に消火させると良い。 建造物の倒壊 火災は建物の構造物を脆くし、時には建築物そのものの倒壊を招く。本シリーズでも一部シナリオにおいて、シナリオ終了条件を表示する位置に建築構造物の劣化を示すインジケータが表示され、それが尽きる前に提示された条件を満たさねばならない場合がある。
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