漫画『げんしけん』内の劇中劇
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「くじびきアンバランス」の記事における「漫画『げんしけん』内の劇中劇」の解説
『くじびきアンバランス』は元々は漫画やアニメが好きな大学生のサークル活動を描いた漫画『げんしけん』(木尾士目作)において「少年誌にひとつはあるラブコメ」として登場する架空の漫画で『くじアン』の漫画を読んだり、アニメを見て熱く語り合ったり、コスプレをする様子などが描かれていた。当初はあくまで小道具に過ぎなかったものの、げんしけん単行本のカバー裏に細かい設定画や人物相関図、架空の雑誌記事などが描かれ、次第に存在感を増していった。 『げんしけん』作中では漫画雑誌『少年マガヅン』(巷談社)で好評連載中の「黒木優」作の学園物ラブコメ漫画で全26話(2クール)の予定でテレビアニメ化されるが台風のため1回中止となり最終回が放送されずDVDに収録されるのみとなっている。人気漫画であるため、登場人物による名場面や各キャラクターへの思いが語られている。『くじアン』を題材にした同人誌やゲームも登場し、高坂は格闘ゲームが得意、田中はフィギュアの制作、久我山や荻上は漫画、大野はコスプレとオタクとしてのキャラクター性を表現するのにも一役かっている。また、おまけページや表紙カバー裏などではそれらのパッケージや表紙などが描かれており、作品にリアリティを与えている。これらは元来は架空のものだったが、アニメ化されたりと実際に商品化されたものもある。なお、OVA化後は原作者は「木尾士目」の名義で明記されるようになったものの、『げんしけん』作中ではその後も「黒木優」の名義で通されている。 『げんしけん』では既存の作品のパロディが多数登場するが、『くじアン』は作者のオリジナルである。 『二代目』では回想を除きほぼ話題に上ることはないが、会長のポスターは現視研の部室に変わらず貼られている。 巻数単行本発売時期表紙カバー裏 / 《裏表紙キャラクター》おまけページ / 『おまけ漫画』1巻 2002年12月 架空のアニメ「くじびきアンバランス」の設定資料《秋山時乃》 - 2巻 2003年6月 架空のくじアントレーディングカード《律子・キューベル・ケッテンクラート》 現視研会員の選ぶくじアン名場面集『くじびきでポン』 3巻 2003年12月 架空の同人ゲーム「アンバランスファイター」の技表《如月香澄》 架空の同人ゲーム「アンバランスファイター」のレビュー 4巻 2004年6月 -《橘いづみ》 架空のギャルゲー「くじびきアンバランス あなざぁ☆すとーりぃず」レビュー 5巻 2004年11月 架空のくじアン同人誌「いろはごっこ」表紙《朝霧小牧》 アニメ版のレビュー「私のくじアン名場面Returns」『いろはごっこ』 6巻 2005年6月 -《上石神井蓮子》 榎本忍フィギュア製作過程 7巻 2005年12月 架空のくじアン同人誌「あなたのとなりに」表紙《山田薫子》 原作者による「くじびきアンバランス設定ラフ画あれこれ集」 8巻 2006年8月 アニメ版の設定資料(1巻のものは架空だったが、こちらはTV版の設定)《秋山時乃(第2期)》 「くじびき♥アンバランス設定ラフ画あれこれ集」第2期アニメ(TV版)の設定ラフ 9巻 2006年12月 -《律子・キューベル・ケッテンクラート(第2期)》 - ※くじアンに関係の無い項目は空欄。
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