湯神家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 04:08 UTC 版)
「湯神くんには友達がいない」の記事における「湯神家」の解説
湯神 裕子(ゆがみ ゆうこ) 裕二の妹。中学1年生→2年生。通称「ゆっこ」「ゆっこちゃん」。 冷静でテンションの低さは兄、裕二に似ているが、友達付き合いはしっかりとしている。また裕二と違い勉強はあまり得意ではなく、特に数学は赤点の常連である。偏屈で凝り性な裕二の性格について諦めに近い感情で見ているが、友達からは優秀なお兄様を持っていると認識されている。裕二が自分を気遣ってちひろに引き合わせてくれたと解釈して嬉しそうに微笑むなど、なんだかんだで兄を慕っている様子。門田は兄の少年野球時代からの知り合いで、「ハルくん」と呼んでいる。門田の情報が原因で、ちひろを裕二の彼女と勘違いしたままである。アイスが好物で、見ると目を輝かせて喜ぶ一面も。 湯神 登代子(ゆがみ とよこ) 裕二の祖母。裕二は亡き夫・裕一の隔世遺伝だと分析し、嫁のなり手がいるのかと危惧している。夫との思い出は愚痴として出がちだが、同時に在りし日へと思いを馳せる様子を見せている。基本的には温和だが、一方で地元商店街のクイズ大会出場のためにコツコツ蓄えた知識を裕二に丸々暗記された上に完敗を喫した件を引きずるなど、執着心の強い一面もある。 湯神 陽介(ゆがみ ようすけ) 裕二の父。裕一と登代子の息子。マイペースな息子の趣味や、物事へのこだわりの強さを色々と危惧している。自身の子供のころには、父、裕一の偏屈さに困らされていた。 湯神 律子(ゆがみ りつこ) 裕二の母。 湯神 鈴音(ゆがみ すずね) 裕二の1歳年上となる、父方の従姉。高校3年生→大学生。通称「鈴ちゃん」「鈴姉ちゃん」。 幼少のころに裕二の世話を焼き過ぎて偏屈な性格を作り上げたことに責任を感じており、将来は子供の教育に関わる仕事に就きたいと考えている。明るい元気者を自認しているが、その一方で思い込みの激しさから周囲を振り回している。幼少期以降は遠方に暮らしていて九州弁を喋るが、大学進学のため上京し、再び頻繁に湯神家を訪れるようになる。大学での新生活に馴染めず孤独を感じており、一人を得意とする裕二から気分を紛らすコツを学び取ろうとするが彼のペースについて行けず、さらに「才能がない」と追い打ちをかけられる。その後、ちひろとの対話を通じて「ひとり焼肉」や「ひとりカラオケ」に目覚めている。猫好きだが、猫アレルギー気味。 湯神 優(ゆがみ まさる) 裕二の7歳年下の従弟。鈴音の弟。本人曰く将棋が得意。ゲームなどで裕二に相手をしてもらうが、手加減を知らない彼の前にことごとく敗れ、泣きを見る羽目になる。 湯神 裕一(ゆがみ ゆういち) 裕二の祖父。故人。裕二の頑固な性格や、長考好きは彼譲りらしい。登代子によれば思い込みが激しくなおかつ人に頼れないため、どんどん深みにはまっていくタイプだった。陽介によれば祭好きだが、花火などには関心を示さず、縁日の出し物に並々ならぬ執着心を見せていたという。 タウザー 湯神家で飼われている猫。もともと鈴音の家で保護されていた捨て猫で、当時は「チッチ」と呼ばれていた。名前はスコットランドのウイスキー蒸留所で飼われていた「タウザー」に因んでいる。
※この「湯神家」の解説は、「湯神くんには友達がいない」の解説の一部です。
「湯神家」を含む「湯神くんには友達がいない」の記事については、「湯神くんには友達がいない」の概要を参照ください。
- 湯神家のページへのリンク