洗浄方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 01:17 UTC 版)
もっとも簡易な普及品なのが洗い出し式、洗い落とし式であるが、構造上の欠点も多く、便器として性能が高いのは快適性や洗浄力を高めるべく開発された、サイホン式、サイホンゼット式である。汚物を水没させて便器の汚れ付着や臭気発散を防ぐ封水(溜まり水)の大きさ、洗浄力や排出力の強さと、背反となる洗浄水量の節減とが特にオイルショックに始まる「省資源時代」の技術的課題である。 詳細は「水洗式便所#洗浄方式」を参照
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洗浄方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 05:01 UTC 版)
以下、大便器について詳述する。 「小便器#小便器の洗浄装置」も参照 もっとも簡易な普及品なのが洗い出し式、洗い落とし式であるが、構造上の欠点も多く、便器として性能が高いのは快適性や洗浄力を高めるべく開発された、サイホン式、サイホンゼット式である。汚物を水没させて便器の汚れ付着や臭気発散を防ぐ封水(溜まり水)の大きさ、洗浄力や排出力の強さと、背反となる洗浄水量の節減とが特にオイルショックに始まる「省資源時代」の技術的課題である。 在来型の便器は便鉢外周の縁(リム)内に水を流し、その下部に幾つも設けられた孔から便器内に吐水するが、INAX(当時は伊奈製陶)の節水型タンク密結便器「カスカディーナ」以来、洗浄水の水勢を損なわずに効率的に便鉢洗浄する設計とするため縁水路を廃止しノズル吐水を行う構造が改良されてきた。このような構造は最近の家庭用新設便器において定着した感があり、さらに高級住宅向け便器として、洗浄、排出を電磁切り替えで行う水道直圧による節水便器(TOTO「ネオレスト」、INAX「サティス」)の拡販が図られている。 洗浄水量は、洗い落とし式で10リットル前後、サイホンゼット式では13リットル(いずれも大洗浄)というのが一般的であったが、最近は大洗浄で8リットル、小洗浄では6リットル程度への節水化を果たした新型製品が品揃えされた。その契機となったのは、1978年から1年近くにわたって続いた福岡大渇水であった。福岡市ではこの大渇水を契機に、サイホン系であっても洗浄水量を10リットルにするよう条例で義務付けた。これに“地元”のTOTOがいち早く対応し、「福岡市専用」商品を発売した。その後全国でも渇水の影響が広がったことから、現在ではライバルメーカーを含め節水型を「基本商品」に位置づけて対応。更なる節水効果をうたった商品も販売されている。
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洗浄方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 19:35 UTC 版)
ペダル式 : 簡易水洗式では多く使用されている。足元のペダルを踏み、便器を洗浄する洗浄方式。ペダルを踏むと同時に便器内のフラップ弁が開き、汚物を洗い落とす。 レバー式 : 水洗式と同様にタンクのレバーを回して、便器を洗浄する洗浄方式。レバーを回すと水が便器を放射状に流れていき、底面のフラップ弁が開き、汚物を洗い流す。 ピストル式 : 銃(水鉄砲)のような放水具で便器を洗浄して、汚物を流す。水勢は厚い雑誌や新聞紙10枚を重ねても穴が開くほどの威力がある。(アサヒ衛陶などで多く見られる)。また、上記2方式と併用して流しきれなかった汚物を洗い流す目的にも使用される。
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