江川との和解とは? わかりやすく解説

江川との和解

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 12:03 UTC 版)

小林繁」の記事における「江川との和解」の解説

小林1999年発行の『元・巨人 ジャイアンツを去るということ』の中で、江川について、「江川個人対す恨みつらみはない。ただ、他人人生変えてしまったことは、まぎれもない事実です」「一人人間のとった行動が、別の誰か人生を全く違う方向押しやってしまったわけですよ。そういうわだかまりみたいなものはやっぱりあります」と述べた上で次のように語っていた。 結局価値観の違う人間なんだと思ってます。自分こうしたいという望みがあるときに、それは自分の手でつかむものであって、何かを踏み台にしたり、誰か犠牲にしたりして得るものではない、というのが本質的に僕の考え方だから。だから、僕には彼がまったく異質な人間としか思えない。よく、あのときバッシングによって、彼も苦しみ味わったんだと言う人がいる。でも、それは自分前向きに選んだことでしょう誰かに「そうしなさい」と言われてしたことじゃなくて。……だから本人は、そういう覚悟の上で、やらざるを得ないでしょう。そこでバッシング受けたから可哀想なんじゃなくて、彼の立場からすれば、それは甘んじて受けるという覚悟で入らなければいけない。初めからそうなるのはわかっていたことでしょう。 — 矢崎1999、34-35頁。 2007年の秋、博報堂黄桜CM手掛け江川小林日本酒飲みながら対談する企画持ち上がった当初小林は「いまさらコマーシャルに出るつもりはない」「俺がやると言っても江川君はどうなの?断ると思うよ」としたが、江川の「小林さんさえよければやりたい」という意向聞いて承諾したCMテーマ両者和解であった事前打合せ無しのまま対談収録スタート小林江川それまで殆ど直接会話をしたこともないことから、江川は「謝罪」をテーマ収録臨み、「本当に長い間申し訳ございませんでした」と乾杯前に謝罪した。それに対し小林は「謝ることないじゃん!」と返答し、「しんどかったやろなぁ。俺もしんどかったけどな。二人ともしんどかった」と江川語り掛けたまた、小林本編で盃を傾けながら「(今回CM出演で)ホッとする時間作って頂けた残り人生が少し違ったものになるんじゃないかな」と話している。 小林対談後、江川について以下のように語っている。 若い頃って、自分しんどいとばかり考えているんですよ。だけど、たぶん江川も、すごくしんかったんですよね。もしかしたら俺よりも苦し人生送ってきたのかもしれない…。だから結末をつけてやらなきゃいけないかなって思ったね。彼のしんどさに結末つけないと、俺も結末つかないからね。あと江川話してもうひとつ解ったことがあるんだ。それは、あいつにも趣味がない。俺にも趣味ないように。事故恐いからって、週末家族ドライブに連れていこうともしなかったんだ。俺たちには、野球がすべてだった。家族犠牲にしてまで、俺たち野球をやっていた。あいつも夢中で野球をやっていたんだなぁって実感した。 — 近藤2010197頁。

※この「江川との和解」の解説は、「小林繁」の解説の一部です。
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