比良方高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/27 00:43 UTC 版)
水球部は男子部員のみ、水泳部は女子部員のみが登場する。 寺澤(てらさわ) ♂ 本作の主人公で水球部員。茶髪にメガネとアゴヒゲが特徴。強さだけでなく美しさをも追求し、勝とうという意識がない問題部員。頑なにコンタクトレンズの着用を拒み、水球の試合ではゴールを識別出来ず自殺点を連発する。才能はあるものの性格が水球に向いておらず、周囲に迷惑をかけていることは自覚しているが、シンクロの存在を一切知らないために水球部に留まっていた。やがて梅軒の力強く華麗な泳ぎに衝撃を受けシンクロの存在を知り、栗下と天野を巻き込んでシンクロ部を設立しようとする。また梅軒らとの3本勝負の際、天野の水着を頭に被り「水っ球さん」(すいっきゅうさん)となるが、バレバレの容姿にもかかわらず梅軒らと他の男子部員には正体がバレなかったどころか、メガネによる視力アップで普段以上に活躍する。 栗下(くりした) ♂ 水球部員。男にも関わらず、ショートボブの髪から「楓ちゃん」と例えられるほど、女の子のような可愛い容姿をしている。そのため水球部の先輩達から異様に愛されているが、物語の開始早々寺澤に梅軒との勝負で賭けられ、所有権が梅軒に移ってしまう。寺澤を慕っていたためシンクロ部設立に巻き込まれ、その後も梅軒に差し押さえられたり、一人イルカに連れられ南の小島に流されたりと不遇な目に遭う。 天野(あまの) ♀ 水泳部員。メガネとショートカットの髪、そして「2-1 天野」と書かれたゼッケン付きスクール水着が特徴。寺澤にシンクロの存在を教え、シンクロ部設立の原因を作った張本人だが、頑なに入部は断り続ける。だが結局は脅迫に屈してシンクロを始めることになる。普段は強気で乱暴なキツい面が目立つが、内心は結構乙女で、寺澤と付き合いだしてからは一応ラブコメを披露してくれる。他の水泳部員は殆ど出てこず、水球部と水泳部の合同夏合宿でも胃が丈夫な彼女以外は食中毒で参加していない。 部長(ぶちょう) ♂ 水球部の部長。苗字は与えられていない。角刈りの髪と伸びる乳首、小さな生殖器が特徴。水球部をシンクロ部にこっそり変えてしまおうという寺澤の企みを当初こそ潰すが、その後は徐々にシンクロに染まりシンクロ部への完全転向を容認する。栗下への求愛行動は半分冗談(半分本気)で、寺澤と天野をくっつけてあぶれた栗下をいただこうとする。ホモの気とロリの気があるが、後に生徒会長と付き合ってバカップルになる。 田瓶寺(たへいじ or たべいじ) ♂ 水球部員のスキンヘッド2人のうち太っていない方。第1巻と第2巻・第3巻とで読みが変わっている。楓ちゃんよりも初音ちゃん派で、栗下にはロウソクの使用を迫る。 伴馬(はんま) ♂ 水球部員のスキンヘッド2人のうち太っている方。第3話の扉絵まではオールバックだったが、本編から突如スキンヘッドに変わる。栗下にはセーラー服の着用と浣腸の使用を迫る。 芝野(しばの) ♀ 水球部の顧問を務める女教師。顔に半分かかる金髪が特徴。初登場時は露出の多いセクシーな服装だったが、以降の登場ではラフでカジュアルな格好になり、最終的にはジャージに落ち着く。見た目と裏腹に本作で最も常識人であり、人生経験の差から変態気味の生徒達を余裕であしらっている。ただし善人というわけではない。オットー国際大会でのシンクロ部の演目にとある奇想天外なアイデアを持ち込み、大会会場を大混乱に陥れてしまう。上下ミラクル荘(後述)の現在のオーナーになったらしいが、どのような経緯で権利を手に入れたのかはまったく不明。 生徒会長(せいとかいちょう) ♀ 比良高の生徒会長。おでこ全開のオールバックの髪とカチューシャが特徴。名前が呼ばれることはないが、水着のゼッケンには「2-1 西園寺」と書かれている。初登場時は水球部からシンクロ部に鞍替えしたことを快く思わずキツくあたるが、その後部長に惚れていることが判明し、不器用な面を露にしつつバカップルになる。
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