歌手・野坂昭如とは? わかりやすく解説

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歌手・野坂昭如

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 16:30 UTC 版)

野坂昭如」の記事における「歌手・野坂昭如」の解説

作家野坂昭如1950年代から歌手活動もしている。歌手名はクロード野坂歌手名の「クロード」は「玄人」をもじったものであり、「シロウトではないという意味」 だとされる1969年レコードデビュー。「マリリン・モンロー・ノーリターン」「黒の舟唄」「バージン・ブルース」や、本人出演の「サントリーゴールド」CM曲である「ソ・ソ・ソクラテス(ソクラテスの唄)」が代表曲。 「黒の舟唄」は元はヴァージン・レコードから3000限定プレスされた自主制作盤『鬱と躁』の収録曲で、その後1971年2月10日日本コロムビアからシングルとして発売されヒットした。後に多く歌手カバーされており、中でも長谷川きよしカバーがよく知られている。「黒の舟唄」は1980年放送桃屋ごはんですよ!」のテレビCM思い出フォーク篇」においても使用された。 「バージン・ブルース」は戸川純カバーでも知られる。また「バージン・ブルース」はその曲をモチーフに、藤田敏八監督により同題の映画化がされており、野坂ゲスト出演して歌を歌っている。また、野坂同じく作家音楽家として活動する中原昌也暴力温泉芸者名義アルバムで「黒の舟唄」と「サメに喰われた娘」の2曲をカバーしている。 1970年代には大学学園祭人気ゲストであり、女子大四文字言葉連発するなど挑発的なステージであった。その模様大森一樹監督自主映画暗くなるまで待てない!』(1975年)にも収録されている。永六輔小沢昭一と「中年御三家」を名乗り1974年には日本武道館コンサートをするなど不定期舞台立ったクレイジーケンバンドライヴにもゲスト出演し共演果たしている。その様子はライヴ盤CKBライヴ 青山246深夜族の夜 ~ Special Guest 野坂昭如』にも収録されている。 また、時折ちりばめられる冗談なのか本気なのか紙一重野坂独特のユーモアは、時にシュールなものとして、1990年代以降、珍曲マニアなどの好事家注目支持された。1999年には幻の名盤解放同盟編纂の『幻の名盤解放歌集 絶唱!野坂昭如 マリリン・モンロー・ノー・リターン』がPヴァインより発売された。 CMソング「ダニアースの唄」(1998年2月21日発売)ではCM中の衝撃的な野坂本人による畳のコスプレさることながら極めてインパクト強烈な歌詞歌唱カルト的な人気呼んだオリジナルバージョンリミックスバージョンの二種類リリースされたが、今では既に廃盤となったこれらのCDシングル盤は、ネットオークション出品された際には数千円か数万程度プレミアム価格取り引きされている。 西城秀樹の「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」が大ヒットした時、それに対抗して「Y.W.C.A.」なるカバー曲発表。しかしライブ版(『野坂昭如 昭和ヒトケタ二度目敗戦コンサート収録)にもかかわらず泥酔状態で歌詞間違えるわ、歌を女性コーラス任せっぱなしにするわ、本人はただ喚いているだけなどやりたい放題。その上歌詞途中「Y.M.C.A.」に対抗した曲にもかかわらず合いの手として「わい、えむ、しー、えい!(YMCA)」と発言している。後にこの歌がラジオ番組コサキンDEワァオ!』(TBSラジオ)で紹介されリスナー爆笑を誘う。

※この「歌手・野坂昭如」の解説は、「野坂昭如」の解説の一部です。
「歌手・野坂昭如」を含む「野坂昭如」の記事については、「野坂昭如」の概要を参照ください。

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