機能等の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 02:47 UTC 版)
「ComicWorks」の記事における「機能等の特徴」の解説
パッケージでは、デリータースクリーンを搭載し、機能を漫画やイラスト創作に特化した専用ソフトが定義されている。 競合製品であるComicStudioと比較した場合、手作業による作画(いわゆるアナログ作画)で出来ることを、可能な限り再現できるように配慮されているのが特徴。さらに、ComicStudioにも搭載されているベクタペンや、左右・上下の反転(鏡像)状態でそのまま作業する等、デジタルならではのCGレタッチに有用ないくつかの機能も搭載している。 開発者が同じのコミラボやmdiappと比較した場合、アナログ用画材の販売で知られるDELETERのサポートが受けられ、豊富なトーンデータ提供が行われるのが特徴である。一方で公式コミュニティは存在せず、オンラインサポートは弱い。逆にコミラボは豊富なコミュニティ運用実績のあるPGNのサポートが受けられるのが特徴で、mdiappは開発者本人のサポートが受けられるのが特徴。販売チャネルもそれぞれ違い、ComicWorksはパッケージソフト、コミラボは企業によるシェアウェア、mdiappは個人によるシェアウェアとなっている。 インクレイヤ(モノクロ1bit)、256色グレースケールレイヤ(8bit)、フルカラーレイヤ(24bit)を利用可能。いずれもラスタレイヤである。 インクレイヤとグレースケールレイヤは下層のレイやのマスクとして設定することができ、ちょうどアナログ作画のホワイト修正のように使うことが可能である。マスクレイヤは下層のレイヤから、透過色を白とみなして、黒白を背景に基づいて反転色で表示する。 カラーレイヤは描画モードとして、上位レイヤを指定色そのままに描画する(通常)ほか、下位の表示レイヤの色に基づいた加算・乗算による描画も可能である。 解像度は自由に選択可能。 ペンと消しゴムのほか、鉛筆・エアブラシ・毛筆・水彩筆などのブラシパターンが用意されている。 ベクタレイヤー上でネーム(台詞)を記入することが出来る。入力できる文字はWindowsのフォントファイルに依存する。必要に応じてラスタライズすることも可能。また、ラスタライズしなくても、選択ツールを「統合画像」(表示されている全レイヤ)に設定すれば、ネームレイヤに入力された文字を画像の一部として選択することが可能となる。 漫画ツールであることから、モノクロ原稿のDTPにもある程度配慮されており、印刷時にハーフトーンの線数と角度の指定ができる。これにより、細かいトーンを用いていても、プリンタ解像度が対応している範囲であれば、白とびを起こすことなく印刷できる。 漫画作品として、1ページ単位ではなく複数のページを「プロジェクト」ファイルとして一括して管理できる。とじしろまで考慮した複数ページの一括印刷など、製本作業まで意識した出力にも対応しており、ノンブルの自動採番および印刷など、デジタル入稿を意識した支援機能も存在する。 DELETERが販売している原稿用紙に基づいた原稿テンプレートが数種類用意されている。これらはディスク媒体に含まれており、購入直後から利用可能である。指定する解像度に応じてテンプレートのドット数は調整される。
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