業務と設備
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当センターでは、在籍する車両の交番検査・機能保全検査、仕業検査、修繕、車体洗浄などを行う。交番検査・機能保全検査は、1日1 - 2編成を実施している。 入出区線は複線であるが単線並列の形式で、2本の線路は、入出区1番線・2番線として扱われ、両線からの入出区が可能である。入出区1番線には、センター出入口の両渡り線の手前にパンタグラフ擦り板測定装置が設置されており、通過速度は15km/h以下に制限されている。 線路配置は、入出区線に近い新習志野側の西群線と、海浜幕張側の東群線に分かれており、西群線は留置線が主体、東線群は検修線群、整備線群、留置線群主体の線群直列形の配線である。 西群線は南側(本線)より転削線、西1 - 14番線と並んでおり、西1 - 10番線は2編成留置が可能である。西1番線の隣には、東群線へ抜ける引上線があり、西群線と東群線の境には、Y線状の2つのシーサスクロッシングが直列に並んでいる。センター出入口の両渡り線の先から通路線が通っており、引上線への片渡り分岐の先に転削線があり、車両転削庫へと繋がっている。また、西14番線は東群線の引き上げ線であり、西群線が満線状態でも、東群線の車両の入換がスムーズにできるように配線されている。 東群線は南側(本線)より東1 - 6番線、仕洗7 - 9番線、組換1・2番線、事業用線、交検1・2番線、修繕線と並んでおり、東1 - 6番線では車両留置が、仕洗7 - 9番線では車体洗浄と共にパンタ点検台が設置されているので仕業検査が、交検1・2番線では交番検査や機能保全が行われている。 修繕線には修繕庫が併設されており、仕業検査や不具合が発生した車両の検査修繕が行われ、庫内にはリフティングジャッキが備えられ、冷房装置の載せ替えや台車の交換、前面・側面ガラスの交換を行うことが可能である。
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業務と設備
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「秋田総合車両センター南秋田センター」の記事における「業務と設備」の解説
本節では、両センターが同じ敷地にあり、田沢湖線用の701系5000番台が標準軌線を使用するため、両者を1つのものとして説明する。なお、構内は狭軌線と標準軌線が存在するが、以下、狭軌線を「NG線」(ナローゲージ線)、標準軌線を「SG線」(スタンダートゲージ線)と表記する。 両センターの基本的な業務は、配置車両の留置、仕業検査、交番検査(従来系列車両)、機能保全検査・指定保全・装置保全(新系列車両)、修繕、車体洗浄などである。ただし、機関車の交番検査は、秋田総合車両センターに移管されている。 線路と設備は、車両を留置する着発線が18本あり、その内着発1 - 7番線がSG線、8番 - 18番線がNG線である。NG線およびSG線それぞれに洗浄機や検修施設、NG線・SG線共通の洗浄仕業庫、また、NG線・SG線それぞれに車輪転削機があり、車両の外板を洗浄する洗浄機は、NG線は着発18番線、SG線は着発3番線に、着発7・8番にはそれぞれ給油機(7番線がSG用、8番線がNG用)がある。車体および車内の清掃は、SG線が洗浄仕業線1・2番線、NG線が洗浄仕業線3 - 5番線が入る洗浄仕業庫で行われ、新幹線車両と在来線車両が同じ建物に並ぶ貴重な光景が見られる。また、冬季は床下周りに雪が付着した状態で帰区することがあるため、温水を噴射して融雪する台車融雪装置が洗浄仕業線1・2番線に設置されている。着発1番線からSG臨修庫に入るSG臨修線が分岐、またNG線は検修4・5番線が修繕庫・台検庫に繋がっており、これらの庫内で車両の修繕や装置保全などが行われる。 車両検査は、仕業検査は洗浄仕業庫で、交番検査(従来系列車両・新幹線車両)および機能保全検査(新系列車両)は、NG線が検修1 - 3番線が入る交検庫で、SG線はSG線側の洗浄仕業庫内にあるSG交検線にてそれぞれ実施される。なお、SG交検線は、在来線車両(701系5000番台)と新幹線車両(E6系)が縦列で検査を受けられるように架線遮断機が設置されている。 新保全体系を採用する701系以降の新系列在来線車両については、本来総合車両センターにて施工する走行60万km(E751系とEV-E801系は80万km)での指定保全と走行120万km(同160万km)での装置保全も当センターで行われる。また、新系列在来線車両の車体保全と機器更新などは秋田総合車両センター(旧・土崎工場)にて施工されるが、この際、標準軌の701系5000番台はSG車輪転削線の先にある南部留置線の4線軌条部で狭軌用の仮台車に履き替え、配給輸送で回送される。なお、新幹線車両のE6系の上位検査と機器更新などは、仙台にある新幹線総合車両センターで実施される。
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