車体保全
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 04:17 UTC 版)
走行距離240万キロメートル毎(概ね10 - 18年程度)に実施する。指定保全・装置保全の内容に加え、機器寿命を迎える電子機器の取り替えや車体全体の大規模修繕などを施工して、車両としての機能を回復させる検査である。主な内容は以下の通り。 車体アコモ修繕 車軸軸受の交換 駆動装置軸受、CFRPたわみ板交換 主電動機軸受の交換、絶縁更新 電子機器の分解検査 VVVF、SIV等の電子基板の交換 屋根の塗り直し 上述した車体保全の内容は2002年4月の新保全体系開始時に考慮されたものであるが、実際に施工する時期を迎えた車両(209系転用改造やE217系など)への施工にあたっては、機器内の電子基板単位の細かな更新ではなく、VVVFインバータ装置やSIV装置などの主要機器一式を取り換える機器更新工事が同時施工されることがある。
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