棟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 09:09 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動棟(むね)は、建築物において複数の屋根が交差して稜線を成す部分である[1][2]。
勾配屋根と棟
水平な屋根を陸屋根(ろくやね)というのに対し、傾斜を持つ屋根を勾配屋根という[3]。勾配屋根の形状には、切妻、半切妻、寄棟、入母屋、腰折れ、マンサード、M形、鋸歯形などがある[4]。
このような勾配屋根の頂部の水平な稜線部分を大棟(おおむね)といい、寄棟造等で平屋根と妻屋根とが交わる稜線を隅棟(すみむね)という。また、複数の屋根が交差する部分ではないが、切妻造等で大棟から屋根の流れに沿って軒先に向かって下るものを降り棟(くだりむね)と呼ぶ[5]。
瓦葺きの屋根の場合、棟は棟瓦(むながわら、むねがわら)で葺かれる[6]。また、棟の端部には鬼瓦が配され[7]、特に寺院建築では鴟尾、城郭建築では鯱鉾が配される。また、神社建築においては、棟には千木・鰹木が配される。
棟の装飾
脚注
- ^ 棟(むね)とは コトバンク
- ^ 棟 とは 住宅建築専門用語辞典
- ^ 渡辺敬三、石川広三『屋根と壁の構法システム』建築技術、1996年、22頁
- ^ 渡辺敬三、石川広三『屋根と壁の構法システム』建築技術、1996年、28頁
- ^ あ~お/三州瓦豆辞典/三州瓦の紹介 瓦Web・愛知県陶器瓦工業組合
- ^ ま~も/三州瓦豆辞典/三州瓦の紹介 瓦Web・愛知県陶器瓦工業組合
- ^ あ~お/三州瓦豆辞典/三州瓦の紹介 瓦Web・愛知県陶器瓦工業組合
関連項目
棟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 04:15 UTC 版)
神社建築においては、屋根の最頂部にある構造材の棟木(むなぎ)の上に鰹木(かつおぎ)と呼ぶ屋根を押さえる重石の役目を担う水平材が取り付く(右図)。
※この「棟」の解説は、「切妻造」の解説の一部です。
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棟
棟
「棟」の例文・使い方・用例・文例
- アパート2棟
- 内科病棟
- 外科病棟
- 隔離病棟
- 産科病棟
- その病院は新しい救急棟を建てる予定だ
- 本社の東棟正面に集合。
- 今年の寄付金は、主に、12 月の嵐で甚大な被害を受けたPatrona棟の修繕費にあてられます。
- 彼は右手に2棟のビルを見た。
- 私は産科病棟で働いていた経験があります。
- 私は以前、しばらく産科病棟で働いていた。
- 私は以前、産科病棟で勤務していた経験がある。
- 私は現在産科病棟で働いている。
- 彼は外科病棟へ入院した。
- あなたは一般病棟に移ります。
- 美術館の東の陳列棟は清掃のため閉鎖されていた。
- 彼は将来国家の棟梁たるべき器だ。
- 一棟[一軒]のアパート.
- 老人病専門病院[病棟].
- 大工の親方, 棟梁(とうりよう).
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