核戦争から人類を救済する宗教としてとは? わかりやすく解説

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核戦争から人類を救済する宗教として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:35 UTC 版)

オウム真理教の歴史」の記事における「核戦争から人類を救済する宗教として」の解説

1987年昭和62年6月東京都渋谷区において、従前の「オウム神仙の会」を改称し宗教団体オウム真理教」が設立された。「真理教」の名前は石井久子以外には「いかにも新興宗教」と不評であり、もっと宗教色隠さない一般受けしないという意見もあったが、麻原は「救済活動をする為なのだから真理教にする」と拘った。宗教化後は多額献金要求するようになり、ワーク増え会員三分の一脱会した。 1987年には、自分個人解脱に至る小乗(ヒナヤーナ)の教えから、自己のみならず他人救済する大乗マハーヤーナ)の教え説くようになっていた。1987年7月16日には世田谷道場で「解脱のための一番手取り早い方法は,自分持っているもの 全部空っぽにし,グルあるいはシヴァ神求めているものを意思して実行することである」、解脱者を3万人出せば、そのサットヴァのエネルギーによって核兵器無意味になり、真理一つになる」と説法した。同年8月刊行した書籍イニシエーション」では「1993年までに世界各国二つ上の支部ができなかったら1999年から2003年までに確実に核戦争起きる」と予言し、「核戦争回避するためには,オウム教え世界広めていかなければならない」と教団による人類救済説いた麻原解脱して超能力身に付けたといい、神秘体験憧れ若者中心に組織急速に膨張させていく。さらに麻原は自らをヒンドゥー教最高神一柱である破壊神シヴァ神あるいはチベット密教怒りの神マハーカーラ」などの化身だとも説き、人を力尽くでも救済するこの神の名利用し目的のためには手段選ばず暴力をも肯定する教義へと傾斜していく。 麻原は自らの権威づけをかねて主要な弟子引き連れて世界各地宗教聖地巡った1987年、「麻原前世古代エジプトイムホテップであったということから、同王が埋葬されているピラミッド視察目的でエジプトツアーを行った。後に麻原自著において「ピラミッドポア装置だ」と述べた1987年11月にはニューヨーク支部設立させるが、後に麻原アメリカ666悪魔勢力だと主張し撤退している。 1988年元旦刊行した著書マハ一ヤーナ・スー卜ラ 大乗ヨーガ経典』で麻原大乗仏教ヨーガ哲学混淆させたうえで、「現代の人間は、まあ大体地獄か、餓鬼か、動物かに生まれ変わる(略)なぜかというと、まず殺生をしますね。盗みもします邪淫もしますし、嘘もつく。酒は飲むと。これはもう救済方法がない」と現代社会対しきわめて否定的厭世的な見方をした。

※この「核戦争から人類を救済する宗教として」の解説は、「オウム真理教の歴史」の解説の一部です。
「核戦争から人類を救済する宗教として」を含む「オウム真理教の歴史」の記事については、「オウム真理教の歴史」の概要を参照ください。

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