核怪獣 ギラドラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 01:20 UTC 版)
「ウルトラセブンの登場怪獣」の記事における「核怪獣 ギラドラス」の解説
第20話「地震源Xを倒せ」に登場。 シャプレー星人に操られる怪獣。頭部にある4つの結晶体を発光させることで天候を自在に操る一方、地球の核を構成する鉱石「ウルトニウム」(架空の物質)を青沢山脈の地下深くで採集する。地下を移動する際には地震を起こすため、ウルトラ警備隊に不審に思われて調査された結果、シャプレー星人の断末魔の叫びとともに地上に出現して暴れ回る。吹雪を起こしてセブンを苦しめるが、アンヌの呼びかけによって復活したセブンにアイスラッガーで首を切断されて倒され、その切り口からはウルトニウムが大量にこぼれ出る。ギラドラスが悪化させた天候は、セブンによって回復される。 スーツアクター:松島映一、加藤芳己 着ぐるみは大型だがスーツアクターが1人で入り、両膝立ちで演じるようになっていた。当初は松島が入っていたが、肩を打撲したために加藤に交代した。頭部と背中の発光部分には、40ワットの電球が大量に仕込まれていた。 上記のようにスーツアクター1人で演じるため、二足歩行で体の後半分を引きずるセイウチのようなデザインなのだが、『空想科学読本2』の220ページ(初版)or218ページ(第2版)本文で「アフリカゾウのような体型」という誤解があった他、挿絵も四本足で描かれているというミスがあった。 デザインは成田亨によるもので、初稿では細身のデザインであったが、撮影に無理が生じるとの考えから描き直された。 帯番組『ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』では、天候を「ウルトニウムストーム」と命名された。 書籍『ウルトラ怪獣列伝』では、足の形状から爪などで地面を掘り進むのではなく、岩盤を溶かして地中を移動しているものと推測している。 未発表作品「宇宙人15+怪獣35」では、15人の宇宙人たちが手を組んで結成された宇宙人連合により蘇生され、東京に出現するシナリオが予定されていた。 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、ベリュドラの右角を構成する怪獣の1体となっている。
※この「核怪獣 ギラドラス」の解説は、「ウルトラセブンの登場怪獣」の解説の一部です。
「核怪獣 ギラドラス」を含む「ウルトラセブンの登場怪獣」の記事については、「ウルトラセブンの登場怪獣」の概要を参照ください。
- 核怪獣 ギラドラスのページへのリンク