松下君江と子供たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:56 UTC 版)
松下 君江(まつした きみえ、演:春川ますみ) ジョナサンの妻。第5作と第7作を除く8作品に登場。夫や子供たちからは「母ちゃん」と呼ばれる。 子沢山で、実子は7人(第1作序盤)から9人(第3作)に増加。さらに養女がいる。父は元警察署長。第2作で結婚14年目と語られている(長子の幸之助は学生服姿であり、この時点で中学生と見られる)。 ジョナサンが航海(長距離輸送)から帰ると、生卵など栄養のある物を食卓に並べ「久しぶり」とセックスを促している(ジョナサンが及び腰なのも含めて、シリーズの「お約束」となっている)。 ジョナサンが病気や怪我の時(第9作、第10作)は代わってジョナサン号に乗る、パワフルな肝っ玉母ちゃんである。 松下 由美(まつした ゆみ、演:角所由美) 松下家の養女。旧姓は寺山(てらやま)。第1作で一番星号の運転席に手紙と共に置き去りにされており、困惑する桃次郎に対し、ジョナサンが引き取りを申し出た。その後、ねぶた祭りのテレビ放送を見て踊りだしたことから青森出身と推測され、桃次郎・ジョナサンに連れられねぶた祭りに参加。この時、知り合いの土田(演:井上昭文)に偶然遭遇し、父親が判明した。 父・寺山正吉は11トン車の運転手だったが、積載オーバーとスピード違反により免停6箇月になり、月賦が払えないうえに病気になり、妻に逃げられる。その後、由美を一番星号に置き去りにしたが、これは運転手仲間を信頼してのことと思われる(土田の推測による)。(ねぶた祭りの)3日前に、トンネル工事の爆破に巻き込まれ死亡した。 寺山を目の敵にしていたのが「花巻の鬼台貫」であると聞かされ、ジョナサンは責任を痛感する(その後、台貫場に突入する)。 第8作以降は未登場(第9作の点呼に登場せず)。『映画「トラック野郎」大全集』、『トラック野郎 浪漫アルバム』ともにクレジットされていない。 松下家の実子たち 君江と同じく、第5作と第7作を除く8作品に登場するが、前期のキャストは第6作まで(ただし、年少者などは何度か替わっている)。第8作以降は総入れ替えとなっている。 これは、「(浮気がバレたりして)ジョナサンに子供たちが詰め寄る」というシーンが考慮されている。子供たちが成長しすぎたため、「子供たちの体格が良すぎると、笑えるシーンじゃなくなる」と、監督の鈴木が判断したためだった。しかし、「(20作ぐらい続くと思っていたが)、10作で終わるのであれば、変えない方が良かった」と鈴木は回想している。 幸五郎(5男)は第1作終盤で、幸六郎(6男)は第3作『望郷一番星』で誕生(第2作で受胎が説明されている)。 名前については、次男以降の男児は「幸○郎」、女児は「~子」で統一されている(由美は養女のため例外)。 登場作では、横一列に整列しての点呼(年齢順に自分の名前をいう)が恒例になっているが、後期のキャストでは第9作のみに留まっている。乳飲み子等、まだ喋れない子達は、君江やジョナサンが代わって紹介する。その際、長男のみ苗字込み、以後は苗字を省略して名乗る。 ほぼ全員一緒に行動する。個人で見せ場があるのは例外である(第4作『天下御免』において3女・サヤ子が養女に貰われたり、第6作『男一匹桃次郎』で君江と幸之助がジョナサンを尾行するシーンなど)。幸之助(長男) 前期 - 梅地徳彦(第1-4・6作) 後期 - 酒井克也(第8-10作) 幸次郎(次男) 前期 - 梅津昭典(第1-4・6作) 後期 - 桜庭一成(第8-10作) 美智子(長女) 前期 - 白取雅子(第1-4・6作) 後期 - 大久保和美(第8-10作) 華子(次女) 前期 - 菊地優子(第1-4・6作) 後期 - 文蔵あかね(第8-10作) 幸三郎(3男) 前期 - 大久保純(第1-4・6作) 後期 - 木村雄(第8-10作) サヤ子(3女) 前期 - 鈴本照江(第1作)、高橋直美(第2・3作)、吉田利香(第4・6作) 後期 - 石井ひとみ(第8-10作) 由美(4女) 前期 - 角所由美(第1-4・6作) 後期 - (なし) 幸四郎(4男) 前期 - 一条寛之(第1・2作)、斉藤宙(第3作)、東剛(第4・6作) 後期 - 中村太郎(第8-10作) 幸五郎(5男) 前期 - 不明(第1作)、吉崎勝一(第2・4・6作)、東力也(第6作) 後期 - 小椋基弘(第8-10作) 幸六郎(6男) 前期 - 不明(第3作)、吉田絵里(第4・6作) 後期 - 石井旬(第8-10作) 資料によって相違する部分は、出典を明記した上で併記した。
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