本栖研修所第82期生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 07:48 UTC 版)
「モンキーターン (漫画)」の記事における「本栖研修所第82期生」の解説
洞口雄大(どうぐち たけひろ) 声 - 間島淳司 愛知県岡崎市出身。誕生日は9月1日。「愛知の巨人」と呼ばれる名選手・洞口武雄を父に持ち、父を倒すことを目標として波多野と同期に本栖研修所に入所、学科・実技ともに非常に優秀な成績を修め、卒業記念レースでも波多野と壮絶なレースを演じた。卒業後は愛知支部に所属し、蒲郡競艇場をホームプールとして選手生活を開始、卒業直後の一般戦で優勝という華々しいデビューを飾る。その後も着々と実績を積み上げ、若手No.1選手としてその名が知られるようになった。その端整な顔立ちのため、女性ファンが多い。 冷静沈着で現実的な性格だが激情的な一面もあり、他人の感情の機微に疎く、自信家ゆえに他人を見下したり突き放したりするような言動も見られる。父の武雄がまだ選手として芽が出なかった頃、母が貧しい家計を支えたために過労で体調を崩し、現在も闘病生活を送っている。そのため母を追い込んだ父を深く憎み「洞口ジュニア」と呼ばれることを嫌い、父を目の前で倒すことが競艇選手になったきっかけでもある。しかし、かつて父が母のため艇界を引退しようとしていたことを知って和解し、父に弟子入りして様々な指導を受けるようになった。波多野とは研修所時代からのライバル同士で、競艇界でも広く知られているほど仲が悪い。青島に思いを寄せ結婚も申し込んでいたが、ラフプレーも厭わない強引なレーススタイルなどを巡って対立し、やがて別れを告げられた。 勝つためには手段を選ばない面があり、他の選手から反感を買うレースを展開することもあった。しかし武雄の超出足型プロペラ開発などを機に、波多野のマクリに対抗するためイン屋に転向、青島との別れもありレース運びもクリーンなものになっていった。主な獲得タイトル SG :笹川賞競走、グランドチャンピオン決定戦競走、競艇王チャレンジカップ(後のチャレンジカップ競走) GI :新鋭王座決定戦競走(初出場で史上最年少優勝)、鳴門周年記念、蒲郡ダイヤモンドカップ、平和島周年記念 青島優子(あおしま ゆうこ) 声 - 高野直子 宮崎県出身の女子選手。誕生日は3月7日。褐色の肌をしている。余命わずかな父(研修生時代に死亡)の残した莫大な借金を返済し家族を養うべく、趣味のジェットスキーの経験を生かせる競艇選手を志し、82期生として本栖研修所に入所。女子ながら高い成績を修めて卒業し、福岡支部において鮎川のグループで競艇生活を開始、デビュー当初はフライング欠場(出場停止)を恐れるあまり思い切ったスタートが切れず必ず他の選手より一艇身ほど遅れていたが波多野や鮎川の指摘、助言で立ち直る。その後地道な努力で頭角を現し数年で女子のトップ選手となった。女子選手ゆえの体重の軽さを生かした直線でのスピードが武器。ペンギン柄のヘルメットを愛用している。 仲間思いで天真爛漫。青島は当初あらゆる努力を惜しまず、他人に対して優しい波多野に惹かれていたが、波多野に澄という恋人がいたことで、結果交際と結婚を申し込まれていた洞口雄大と交際していた。しかしレーススタイルを巡る対立で別れ、逆に努力して洞口を倒すことを目標にする。また、波多野に恋人がいることを知りながら思い余って波多野に告白、波多野と交際を始める。しかし波多野が最終的に澄を選んだため、競艇選手として波多野を追いかけてゆくことを選んだ。 酒癖が悪く、また徹夜でTVゲームをして夕方まで寝るという不摂生な一面がある。小林瑞木とは研修所時代からの親友同士である。 作者は「劇中で一番気に入っているキャラ」であると明言している。主な獲得タイトル GI :女子王座決定戦競走 山崎正彦(やまざき まさひこ) 声 - 千葉一伸 岡山県出身。82期入学試験で最も優秀な成績を収め、本栖研修所に入所した。自信家で人を見下した態度が多く、気に入らない人間に対して嫌がらせを行うなど素行にも問題が見られる。うだつの上がらない競艇選手である父を見下し、父を反面教師に競艇の世界で一攫千金を夢見ていたが、父が本栖で行った実技訓練を機に父を見直し、尊敬するようになった。 卒業後は全く劇中に現れなかったが、最終回、82期生が大挙出場する総理大臣杯競走に出場選手として登場し、同期生を驚かせた。
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