曳山・築山行事と放生会とは? わかりやすく解説

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曳山・築山行事と放生会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 14:49 UTC 版)

放生津八幡宮」の記事における「曳山・築山行事と放生会」の解説

毎年10月1日には曳山神事10月2日例大祭には、境内にて古代信仰の形態である築山神事が行なわれる放生津曳山はこの築山神事移動できるように発展させたものと考えられており、築山起源はよくわかっていないが、江戸時代初期より行なわれていたことが1721年享保6年)の「東八幡宮記録」や「築山古老伝記」に記録されている。また2014年平成26年9月には社務所江戸時代中期1764年明和元年)の築山使用された約2m表具施した祝詞巻物発見された。88行に渡り祝詞記されている。なおこの行事1982年昭和57年1月18日富山県無形民俗文化財指定されている。また2006年平成18年)には、「とやまの文化財百選(とやまの祭り百選部門)」に選定されている。その後2021年令和3年3月11日には、曳山築山行事あわせて放生津八幡宮祭の曳山築山行事」として、国の重要無形民俗文化財指定された。 9月30日夕方境内の高い松の木神霊を海よりお迎えする魂迎式(御魂祭が行われる。10月2日例大祭には境内の高い松の木西面に、幅7.2m、奥行3.6m、高さ2.7m上下2段雛壇様式臨時築山祭壇)を設け下段四隅には、それぞれ面をつけた仏門守護四天王持国天じこくてん)・増長天ぞうちょうてん)・広目天こうもくてん)・多聞天たもんてん)を配し上段中央には唐破風屋根神殿の上鬼女狂女)の面に白髪振り乱し金襴内掛けをはおり、御幣取付け長い竹竿持った主神である姥神(オンババともいわれる)を祀る。また毎年「飾人形といわれる越中ゆかりのある人人形飾られ神霊松の木より築山迎え入れ神事が行われる。また社殿ではこの地区の地名由来となった放生会が行われる。なお築山行事が終わると姥神が暴れとされる言い伝えにより、築山大急ぎ解体される放生会2007年平成19年)に、「とやまの文化財百選(とやまの年中行事百選部門)」に選定されている。 この築山行事能登にある石動山せきどうざんはいするぎやま)の伊須流岐比古(いするぎひこ)神社でも行なわれていたが明治期廃絶富山県内でもここ放生津八幡宮と、明治期休止となり1956年昭和31年)より復活し富山県無形民俗文化財指定されている、高岡市二上射水神社行われているだけであり、全国的にも珍しい行事である。なお3ケ所の主神見た目から、放生津の「足なし」、二上山の「手なし」、石動山の「口なし」と云われてきた。 2021年令和3年9月には、国の重要無形民俗文化財指定を受け、放生津八幡宮境内に、高さと幅が約2m奥行きが約1mで、下部築山祭壇上部には曳山車輪かたどった記念石碑建てられた。

※この「曳山・築山行事と放生会」の解説は、「放生津八幡宮」の解説の一部です。
「曳山・築山行事と放生会」を含む「放生津八幡宮」の記事については、「放生津八幡宮」の概要を参照ください。

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