曲概要とは? わかりやすく解説

曲概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 15:41 UTC 版)

哀愁のマンデイ」の記事における「曲概要」の解説

哀愁のマンデイ」 ("I Don't Like Mondays") は、1979年7月イギリス全英シングルチャートで4週に渡ってNo.1獲得した楽曲である。作詞作曲ボーカルボブ・ゲルドフ演奏ブームタウン・ラッツ。このバンドの2曲目No.1シングルである。 ゲルドフは、カリフォルニア州サンディエゴ起きた16歳少女ブレンダ・アン・スペンサーによるライフル銃乱射事件伝えるテレックスニュースを読んでこの曲を書いたスペンサー自宅から道路挟んだ向かいにある「グローバー・クリーブランド小学校」の校庭で遊ぶ子供たち狙って発砲繰り返し大人2名が死亡子供8名と1名の警官負傷した事件である。スペンサー自分犯行に対してまったく悔悟の念を示さず、何故そのようなことをしたのか問われて、「月曜日嫌いなの。盛り上げるつもりだった (I don't like Mondays. This livens up the day)」 と答えた。この曲は事件1か月経たないうちにサンディエゴフォックス・シアター初演奏されることとなる。 イギリスでは大ヒットしたものの、アメリカラジオ局対すゲルドフ敵対的な態度もあってか、Billboard Hot 100 では73位にとどまった[要出典]。1980年代には、アメリカの、ロックアルバムごと流すタイプラジオ局で、この曲が月曜朝の定番曲となる。もっとも、サンディエゴラジオ局では、事件まつわる地元感情配慮して何年もの間、流されることはなかった。1979年7月、この曲はイギリスシングルチャートNo.1獲得するその後2001年トーリ・エイモスアルバムストレンジ・リトル・ガールズ』(Strange Little Girls) で、また、2006年にはG4がアルバムAct Three』でこの曲をカバーしている。 1995年ライブ・エイド10周年迎え直前ロンドンウェンブリー・スタジアムでのコンサートボン・ジョヴィが、ステージ現れゲルドフとともにこの曲を演奏している(ライブ・エイドではゲルドフ自身もこの曲を演奏したが、ブームタウン・ラッツとしてのステージはこれがほぼ最後となる)。この時の録音ボン・ジョヴィライブアルバムワン・ワイルド・ナイト』(One Wild Night Live 1985-2001)、およびアルバムジーズ・デイズ』のボーナスCD 2 (Special Edition 2 CD Set) に収められている。ゲルドフは、2005年7月2日ロンドン行われたLive 8 (ライブ・エイト) コンサートホスト役務めたが、この時、自身でこの曲の即興バージョン演奏している。 ドラマザ・ホワイトハウスシーズン4第2話アメリカ挑戦 (後編)」("20 Hours in America, Part II") では、大学での爆破事件惨状映したシーンでこの曲が使用されている(トーリ・エイモスカバー・バージョン)。また、第1話アメリカ挑戦 (前編)」("20 Hours in America, Part I") において、この曲が生まれるもとになった事件について語られている。 また、ドラマ『Dr.HOUSE』シーズン3のエピソード人生に幸あれ」("Half-Wit")では、主演ヒュー・ローリーと、ジストニア症状があり、音楽特異な才能を持つサヴァン症候群患者役のデイヴ・マシューズ (Dave Matthews) とで、この曲のイントロピアノ演奏している。

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