ITS日米欧三極比較レポート(PartⅡ)
PART II
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 14:15 UTC 版)
B.D.に敗れ去り、友人のライトニング率いる暴走族「TRASH(トラッシュ)」に身を寄せていた省吾は、半年ぶりに由唯に再会する。その頃、街には戦意高揚の垂れ幕が掲げられ、軍の広告塔と成り果てたイヴを通して人々を戦争に駆り立てるメッセージが連日流されていた。しかし、バハムートは完全には軍の管理下に落ちてはおらず、軍がイヴの亡霊と呼ぶかつてのイヴが現れ、7Gのオペレーターである省吾に対して自分にコンタクトして欲しいとの呼び掛けを続けていた。省吾は自分を待ち続けた由唯のわだかまりを身と心で解いて想いを伝えると、本来のイヴに会うため、そして彼女が何を自分に伝えようとしているのかを知るため、TRASHの助けを借りる。 その頃、デザルグはMZ23への本格的な侵攻を開始していた。迎撃に出た最新鋭艦エアグレーンFX-101とその護衛部隊も、デザルグの圧倒的な戦力の前にはなす術もなく壊滅してしまう。一方、軍の手でプロトガーランドとして修復されたガーランドを入手した省吾は、軍の追跡をかわしながらバハムートに向かう。軍の攻撃に1人、また1人と仲間が倒れ、遂にはガーランドも大破してしまうが、省吾は軍の追撃で負傷した由唯と共に、バハムート未知セクションにあるイヴの所へ辿り着く。 イヴの言葉に省吾が、省吾の言葉にイヴが揺り動かされる。イヴの質問に対して自分が今したいこと、そして大人というのは汚い人々だ、という気持ちを話した省吾に対しイヴは「あなたが憧れた大人になればいい」と告げる。しかし、月の防衛システム「A.D.A.M.」の作動開始に伴い、ついにイヴの真実が明かされる。500年前、人類は自らの手で地球を死滅へと追いやり、そこで国際連合が地球保護法をベースに「A.D.A.M.」管理を設定し、人類の活性化をはかるために生き残った都市は今後500年間地球から去ることになった。そして地球へ帰還する時がやってきた。イヴは500年前と同じ過ちを繰り返さない人たちだけを地球に送り届ける為のプログラムだったのだ。だがプログラム「A.D.A.M.」はイヴの送ったデータを良しとせず、MZ23を破壊し始める。傷の具合が思わしくない由唯をイヴに預けた省吾はライトニングたちと合流するが、そこへあのB.D.が再び現れる。怒りに任せて飛びかかる省吾だったが、タフなB.D.に対し「殴るだけ損だ」と負け惜しみを言うしかなかった。B.Dは省吾ら新しい世代に後を託し、「A.D.A.M.」との闘いへ飛び立つ。 やがてイヴは「ファイナル・プロテクション・モード」を発動させる。イヴの最後の歌声が響き渡る中、月の防衛システムに攻撃されてデザルグは宇宙から消滅し、矛先はMZ23へ向けられる。人々、建物、全てを巻き込みながら1980年代の東京は崩壊する。しかしイヴはバハムートをMZ23から切り離し、省吾達を脱出させることに成功していた。崩壊していくMZ23を背に、バハムートは地球へと降り立つ。中から出てきた省吾達の目前には、再生した地球の大地が広がっていた。
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