暴行事件の事実認定について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:23 UTC 版)
「NGT48」の記事における「暴行事件の事実認定について」の解説
前述のとおり、犯人は「山口さんと話をしたかった」と暴行の容疑についてして否認し、警察での取り調べの結果不起訴になっており、裁判でも山口に対する暴行の事実認定は得られておらず、和解文の中で「少なくともドアを引っ張り合うという形で暴行した」ことを認めるに留まっている。犯人は後述の録音データで「押し合いになった事実を認めている」ため和解文の内容と矛盾が生じている。 第三者委員会報告書では犯人男性一人の録音データの供述、捜査機関の捜査結果と山口への暴行について認定した事実として以下のように記載している[要出典]。(原文ママ、一部抜粋) ウ 被疑者らの供述をはじめとする他の証拠 (P5、P6) (ア)録音データ 本件事件に関しては、複数の録音データ(いずれも事件当日のもの)が存在する。 そのうち、公園での会話内容を録音したデータ(以下「本件録音データ」という)における甲の供述内容は、次のとおりである。 ① 本件犯行について、甲は、 「ちょっとその声かけたんですけど。それでかなり驚かせちゃって。ぼくも焦ってけっこうその揉め合いみたいになっちゃって。」 「お互いパニックになってたからちょっと押し合いみたいな感じになっただけでそんな押し入ろうとかは全然。」 「ただちょっと廊下で声かけれればいいとおもったんだけど。」 と供述しており、甲は、山口氏と押し合いになった事実は認めている。 エ 捜査機関の捜査結果(P7) 被疑者らは、平成30年12月9日未明に暴行の疑いで逮捕され、その後、同月28日に不起訴処分となっている。 不起訴処分の理由は明らかではないものの、捜査を担当した新潟警察署刑事第一課の警察官の言動からは、態様はともかくとして被疑者らによる山口氏に対する暴行の事実は認定されているものと思われる。 オ 本委員会が認定した事実(P8) (イ)暴行の態様について 暴行の態様について、山口氏は、「顔をつかまれ、押し倒されそうになった。」「顔をつかみ、押し倒そうとしてきた。」「目と鼻のあたり、親指と人差し指で山口氏の両こめかみを押さえるような形で、顔面をつかんだ。」と主張している。この点に関しては、山口氏が「私のこと顔つかんで、顔押し倒してさ入ろうとしたじゃん。」と発言したことに対し、甲は、「そこまではしてない。」と発言しているものの、山口氏の発言のうち顔をつかんだ点を明確に否定しているものではない。 以上を前提とすれば、山口氏は当初から一貫して被疑者らに顔面をつかまれたと述べていること、あえてこの点について虚偽の供述をする必要性がないこと(被疑者らを陥れる目的であれば、より強度の暴行態様を供述することも可能である。)、被疑者らは山口氏のこの点に関する供述を明確に否定していないこと等から、本委員会としては、被疑者らが共謀の上、山口氏に対して、顔面をつかむ暴行を行った事実が認められると判断した。 犯人男性の一人は事件の1年後にツイキャスで配信を行い、不起訴になったことについて「示談ではないですよ」と否定したうえで、「取り調べで手をスキャンされたり調べられたりしたが、結果は伝えられなかった。俺は否認しただけで、山口さんと話もついている。不起訴って聞いたのも弁護士が『不起訴だそうです』と。不起訴の理由を警察に聞くタイミングもなかった」と述べている。 また騒動の原因については、「何年分もたまっていた不満がバン!となった。一概に誰が悪いとかではない。こまごまとした不仲、ライバル意識、女の子の集団にありがちなことですよね」と、メンバー間の確執をにおわせる発言をしている。
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