暴行の発覚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 17:03 UTC 版)
2019年9月場所直前となる9月3日、自身2度目の暴行事件が発覚した。8月31日の稽古総見を終えて部屋に戻った後、付け人の序二段力士の頭部を殴る暴行を加えた。9月2日に被害者力士ら3人が姿を消したため、師匠の20代千賀ノ浦(元小結・隆三杉)が連絡をとって2日深夜に詳細を把握したという。20代千賀ノ浦は3日に相撲協会の鏡山コンプライアンス部長に報告し、9月場所の出場自粛の申し出が了承された。芝田山広報部長は「付け人に外傷はない」と伝えた一方で「同じことを繰り返すなんて、とんでもない話」と切り捨て、2度目の暴行事件とあって解雇を含む厳罰の必要性が取り沙汰された。 相撲協会はコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事長)に調査を依属し、同委員会は9月5日から調査を開始した。9月場所開催中の19日の会合では20代千賀ノ浦と弟の貴源治が同席で貴ノ富士本人より弁明を聞き、処分意見を検討したうえで、結果を八角理事長に答申した。処分は26日の協会理事会で決まる見通しであったが、貴ノ富士は25日にスポーツ庁に上申書を提出した。協会のコンプライアンス委員会や師匠の20代千賀ノ浦から引退を勧告されているとし、24日には同協会に寛大な処分を求める要望書を提出したという。「処分を受けるのは覚悟しているが、少なくとも引退勧告や懲戒解雇は行き過ぎ」と代理人弁護士は述べている。
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