暴行事件による欠場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 08:23 UTC 版)
2017年11月場所は場所前の秋巡業鳥取場所開催日の10月26日に怪我。その後、秋巡業の残りにすべて出場し、11月2日には福岡県田川市の市役所を表敬訪問しており、抱負を聞かれた貴ノ岩は「2桁(勝利)目指して頑張ります」と答えていたが、5日から5日間、福岡市内の病院に入院。詳しい診断症状が出るまで少々時間がかかり11月場所2日目となる11月13日に出された診断書は「1脳しんとう、2前頭部裂傷、3右外耳道炎、4右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」で全治2週間と発表された。 11月場所3日目にこの怪我が日馬富士が起こした暴行事件(後述)によるものであることが判明した。 場所後の冬巡業は全休(巡業中は所在が掴めず、診断書なしの無断休場)。2018年1月場所も東十両3枚目の地位にあった状況で全休し、本来ならば3月場所は幕下に落ちる計算であったが、傷害事件を鑑みた特別措置によって西十両12枚目にとどまった。日本相撲協会は2017年12月の臨時理事会で十両最下位の西十両14枚目に据え置くとしていたが、他の力士の成績との兼ね合いで番付が編成された。 2月26日朝、京都府宇治市にある貴乃花部屋大阪場所稽古場で、事件後初めて稽古を公開した。負傷を思わせる目立った傷やテーピングなどは見えないが、筋肉が落ちていると伝えられた。稽古内容はストレッチや四股、スクワットなど基礎運動が中心だったが、締めには部屋の新十両の貴公俊とのぶつかり稽古を行い、午前8時過ぎに稽古を終えた。
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