新製冷房車
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1969年度以降の新造車では、165系・169系とも全車両が冷房付きで落成した。冷房装置はパンタグラフを搭載しない形式がAU13E形分散式、モハ164・168形がAU72形集中式を搭載した。また、クハ165・169形ならびにサハ165形には容量110 kVAの冷房電源専用MH128-DM85形電動発電機(MG)を床下搭載した。 1969年5月より全車津田沼電車区へ新製配置された房総西線電化用グループ。モハ164形800番台の低屋根部にあった通風口は廃止され、サロ165形は冷房装置はAU12S形6基からAU13E形5基に変更された。 クモハ165-126 - 138(13両) モハ164-849 - 861(13両) クハ165-191 - 203(13両) サロ165-130 - 134(5両) 1969年9月に製造された169系第二次量産車。1968年に製造された冷房準備車グループでは電動車ユニットが1組多く製造されていた関係から、編成数を合せるためクハ169形が1両多く製造された。 クモハ169-26・27(2両) モハ168-26・27(2両) クハ169-25 - 27(3両) 1969年に山陽本線急行増発用として製造され宮原電車区に配置された中間車のみのグループ。冷房電源用110 kVA MGを搭載する新形式のサハ165形も落成した。 モハ165-18 - 21(4両) モハ164-81 - 84(4両) サハ165-1 - 10(10両) 1970年に製造された最終増備車グループで、「よねやま」電車化用としてクモハ165+モハ164+クハ165x2本が新潟運転所へ、呉線電化用としてクモハ165+モハ164+サハ165+クハ165が下関運転所へ新製配置された。 クモハ165-139- 141(3両) モハ164-862 - 864(3両) クハ165-204 - 206(3両) サハ165-11(1両)
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新製冷房車
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1970年、阪神初の冷房車として急行系車両の7001形と7801形3次車 (7840 - ) が登場したが、同年には普通系車両で初の冷房車として5261形5271 - 5274の2編成4両が製造された。このグループは5261形の2次車であるとともに、通称「5271形」と呼ばれることもあった。 冷房装置は分散式MAU-13Hを採用、奇数車は7個、偶数車はパンタグラフ搭載のため6個搭載となった。パンタグラフも下枠交差式に変更された。車体は7001形および7801形3次車 (7840 - ) と同型で、車体裾に丸みが入り、前面も雨樋が内蔵され、貫通幌も収納式となった。制御器は5269 - 5270が搭載していたME2-Aの改良版のME4-Aを搭載した。 この4両は冷房車として独立した運用が組まれ、早朝・深夜は2両、朝ラッシュ時から夕ラッシュ時までは4両編成で運行されていた。 阪神の車両冷房化は急行系車両の冷房改造を優先したため、普通系車両としては1977年の5261形1次車の冷房改造、同年の5001形(2代)の登場までの7年間はこの4両が唯一の冷房車であった。このため、乗客からの運行状況の問い合わせや、この車両の運行に合わせて乗客が集中する現象が続いた。
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