新在連絡設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 03:47 UTC 版)
12番のりばの博多方右手には、引き上げ線の構造物から分岐する形で鹿児島本線へのアプローチ線が建設されており、12番のりばの反対のホームに入線できる構造になっている。 これはかつて当駅 - 博多駅間が開業していなかった頃、リレーつばめが前述のアプローチ線を介して入線し、当時の「つばめ」と対面方式で接続を取っていた。この当時、アプローチ線から入線できるホームは旧11番のりばとされていた。 構造物そのものは複線規格で建設されているが、上り線部分にはかつて新幹線下り本線から分岐する形で標準軌の線路が、下り線相当部分には鹿児島本線上り線に接続する狭軌の線路が敷設されていた経緯があり、アプローチ線としては単線である。このアプローチ線は旧11番のりばに入った先に引上線2線を持っていた。九州新幹線工事誌によると、この設備は保線用に建設したものを、部分開業時に暫定的に営業用として使用していたもので、博多 - 新八代間が開業した後は予定通り保線専用となっている。従って、このアプローチ線も保線基地から先は新幹線特例法の対象となる。 熊本方から見たアプローチ線(2008年) 全線開業前の対面接続の様子(2004年) 在来線ホームから見たアプローチ線(2012年) 狭軌部分のレールが撤去されたアプローチ線(2020年 熊本方) 狭軌部分のレールが撤去された11番線(2020年 保守基地方) リレーつばめが発着していた旧11番のりばを下り待避線とし、上り線にも待避線を新設して島式2面4線に改装する計画がある。 九州新幹線西九州ルートで導入予定のフリーゲージトレインの走行試験のため、新幹線線路と在来線の線路の間で軌間変更を行う軌間変換装置が設置された。 このアプローチ線・在来線対面接続ホームは前述の理由のため、専らリレーつばめ号に充当された787系が入線していたが、九州新幹線部分開業の際の試乗会の際、試乗会アクセス列車として近郊系電車の811系と813系が連結して入線した事[要出典]、2010年2月15日に検査のためにJR西日本の京都総合運転所所属の443系が全線開業前の2010年8月22日に行われた熊本総合車両基地見学会輸送の際に、新幹線との乗り継ぎを考慮するために415系が入線したことがある。
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