新十両昇進まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:55 UTC 版)
高校卒業後は白鵬の内弟子として宮城野部屋に入門し、2020年3月場所で初土俵を踏んだ。モンゴル国籍だが、日本への在留期間が10年を超えているため外国出身力士枠の対象とはならなかった。四股名は白鵬が名付け、下の名は札幌相撲スポーツ少年団の監督の名前を貰った。四股名の由来は、出身である北海道の「北」、モンゴルの空から「青」、白鵬の「鵬」からきている。日本相撲協会の公式プロフィールでは、4年次の冬から卒業まで通った札幌市立北光小学校の所在地である札幌市東区が出身地となっている。新弟子検査では身長200cmを記録した。初土俵同期生には深井、獅司らがいる。 初めて番付に名前が載った2020年7月場所は7戦全勝で序ノ口優勝。翌9月場所は序二段優勝。さらに翌11月場所も三段目優勝を果たした。新幕下に昇進した2021年1月場所は、場所直前に白鵬が新型コロナウイルス感染症に感染した影響で、自身は検査で陰性が確認されたものの、濃厚接触の可能性があるとして全休となった。事情が考慮されて翌3月場所は番付が据え置きとなり、初めて幕下の土俵に上がったが、場所前に背筋痛が出た影響で2連敗スタートとなり、序ノ口からの連勝も21連勝で止まったが、その後は5連勝で勝ち越した。西幕下2枚目の番付で迎えた同年7月場所は7戦全勝で幕下優勝を果たした。序ノ口・序二段・三段目・幕下の各段で優勝を決めたのは史上7人目となる。場所後に行われた番付編成会議により、翌9月場所での新十両昇進が決定した。これは21世紀生まれの力士として初の関取昇進でもある。新十両昇進決定に際し行った記者会見では、白鵬が18歳で関取になっていることを意識して自身も10代で関取になることを目標にしており、その目標が無事に達成できたことを明かした。そして、次の目標は2場所連続の2桁白星による新入幕、そして末には21歳までに横綱昇進と掲げた。序ノ口優勝した際にはそこから6場所で関取昇進を決めると宣言したが、これは有言実行となった。 2021年9月1日、日本相撲協会は北青鵬が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。風邪の症状を訴えたため、PCR検査をして判明した。宮城野部屋の所属力士たちも検査を行っており、結果は2日に出るという。 新型コロナウイルス感染による休場であったため11月場所は救済措置として番付据え置き。実質的な新十両場所となるこの場所は右膝の怪我で2日目から休場。
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