撮影休止中のトラブルとその余波
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 07:06 UTC 版)
「浦安鉄筋家族」の記事における「撮影休止中のトラブルとその余波」の解説
前述の通り、新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影休止に追い込まれたが、撮影休止中に大沢木家のシーンの撮影に使用していた東京都内の一軒家(以下、当該家屋)の賃借契約が満了。契約を締結した時点で当該家屋は建て替えの日程も確定させた上での解体が予定されていたため契約を更新することができず、そのまま明け渡さざるを得なかった結果、当該家屋が6月に入り予定通り現実に解体されてしまったことが発覚した。原作ではギャグやオチとしてしばしば家屋が全壊するシーンが描かれているが、そのシーンが家屋解体という形で現実のものとなってしまったのである。 しかしドラマ制作陣はクランクアップ前に当該家屋が解体される事態を想定していなかったため、6月13日、その報告を受けた水野が「大沢木家、解体されました。家、なくなりました。どうすんの!!!??」とツイートしたことでそれを第一報に関係者が次々とパニックを起こし、Twitter上で文字通り「大騒ぎ」する事態に陥った。 第一報を発した水野以外の関係者によるTwitterアカウントでのコメントツイートは以下の通り(主に水野による第一報を引用リツイート)。 上田 - 「まずいな、再開後の展開…」 佐藤 - 「おい、ちょ、どうすんねん、テレ東、どうすんねん」 阿部 - 「あんまり良くないけど、逆境こそ力と信じて…」 本多 - (原作で家屋が全壊するシーンがあることを踏まえつつ)「まさか現実的な問題で家が解体されるとは…」 その後、水野と佐藤はそれぞれのAERA dot.の連載で、 水野 - 「監督もPも脚本上田さんも頭を抱えている」「あの枠のドラマの予算の低さを見くびってはいけない」「はたしてどうなる「浦安鉄筋家族」!」 佐藤 - 「はい。僕らの家がなくなりました。全然笑い事ではありません」「主演の僕さえ途方に暮れております」 と語っている。 当該家屋の解体が発覚してから、テレビ東京と関係者が撮影用の家屋(以下、代替家屋)を確保すべく奔走した結果、無事に代替家屋を確保することはできたが今度は代替家屋の間取りが当該家屋と全く異なることが判明。その報告を受けた水野が6月26日に「おとーさーーん!! 力技のおとーーさーーん!」とまたもパニックを起こし、佐藤が「まぁ、かーちゃん呑め!」と役柄になりきっての引用リツイートを返した。 翌27日にはテレビ東京から公式に撮影再開が発表され、佐藤は関係者の努力に感謝を述べつつ「ただ、家は変わるよ」とツイート。藤田も東京中日スポーツの取材に「まさか現実でも家が壊されるとは」「『浦鉄』なら許されるかもしれない」とコメントを寄せ、一連のトラブルも劇中のネタとして制作に反映する可能性を示唆した。 佐藤によると、当該家屋で撮影された映像のストックは最終回分まであるものの、編集の際、代替家屋で撮影された映像との繋ぎ合わせに苦心しているという。 7月11日に同月10日をもってクランクアップしたことが公式Twitterから報告され、水野が「一区切りついたお祝いだから1人ゆっくり、皆寝静まった我が家のリビングで呑むんです」とツイート。佐藤も「俺も呑んでる。色んな困難を乗り越えた一座を思い。乾杯」との引用リツイートを返し、最後は家屋解体の件について「わりとよくできたコントか」と自虐しつつも、「俺たちは皆、誇っていい」と締めくくった。 藤田が示唆した通り、放送再開後はこの件をネタにした演出が頻発しており、間取りの変化を怪奇現象の一種として扱った7・8発目を経て、9発目で「晴郎が実験中にニトログリセリンをこぼして家を爆破・全壊させてしまい、リフォームせざるを得なくなった」という流れで家屋の変化につじつまを合わせている。
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