探査機の搭載機器とは? わかりやすく解説

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探査機の搭載機器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/06 23:29 UTC 版)

マリナー6号と7号」の記事における「探査機の搭載機器」の解説

マリナー6号と7号探査機はまった同一で、対角が138.4cmで高さが45.7cmの八角形をしたマグネシウム筐体構成されている。筐体の上にある円錐形の上構造には、直径1メートル高利パラボラアンテナ載っている。筐体の上端の角には、それぞれ 215 × 90cm の太陽電池パネルが4取り付けられ展開して端から端までは5.79mある。高利アンテナの隣にある高さ2.23mのマストには、無指向性低利得アンテナ取り付けられている。八角形筐体底面には、科学機器格納された2軸の走査プラットフォームがある。科学機器全体質量は57.6kgで、探査機全体の高さは3.35mである。 3基のジャイロ太陽電池パネルの端に取り付けられた6基の窒素ガスジェットが2組カノープス追跡器が1基、主太陽センサーが2基と補助太陽センサーが4基により、探査機は(太陽カノープス基準とする)3軸姿勢を保つ。ヒドラジン推進剤とする推力223Nのロケットエンジン筐体内に取り付けられ、4噴流付きノズル八角形筐体側面から飛び出している。4で7.7平方メートル面積がある太陽電池パネル17,472セル太陽電池があり、地球付近では800W、火星では449Wの電力供給できる必要な最大出力は、火星接近時に380Wである。また、1,200Whの銀亜鉛蓄電池予備電力として用いられる。熱の制御は、主区画側面可変排熱孔で行われる通信用回線3チャンネル用意されていて、チャンネルA81⁄3 または 331⁄3 bit/s で技術データに、チャンネルBは 662⁄3 または 270 bit/s で科学データに、チャンネルCは 16,200 bit/s で科学データに、それぞれ使われる。10Wと20WのSバンド進行波管アンプ送信機が2台と、受信機が1台あり、高利得と低利得のアンテナ通信が行われる。テレビ画像は、容量1億9500ビットのアナログテープレコーダーに記録して後で送信することができる。他の科学データは、デジタルレコーダーに記録される中央コンピュータシーケンサー (CC&S) からなるコマンドシステムは、正確な時刻特定のイベント作動できるようになっている打ち上げ前に標準的なミッション予備堅実的なミッションCC&S にプログラムされたが、飛行中に再プログラムすることも可能である。CC&S は、53個の直接コマンド、5個の制御コマンド、4個の量的コマンド実行することができる。

※この「探査機の搭載機器」の解説は、「マリナー6号と7号」の解説の一部です。
「探査機の搭載機器」を含む「マリナー6号と7号」の記事については、「マリナー6号と7号」の概要を参照ください。

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