探査機のデザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/05 10:21 UTC 版)
「レインジャー1号」の記事における「探査機のデザイン」の解説
探査機は、直径1.5mの六角形の枠の上に、アルミニウムの支柱でできた高さ4mの円錐が乗った形をしていた。下部の六角形の枠からは、全長5.2mの太陽電池パネルの羽根が伸びていた。また高感度の指向性パラボラアンテナが六角形の構造の底についていた。実験器具やその他の装置は六角形の基部や円柱のタワーに取り付けられた。その中にはライマンα望遠鏡やルビジウム蒸気式磁力計、静電気分析器、中エネルギー粒子検出器、電離箱、宇宙塵検出器、シンチレーション検出器等があった。 通信システムは、高感度アンテナや全方向アンテナ、960.1MHzと960.05MHzの2つの無線機等からなっていた。電力は2つのパネルに取り付けられた、総重量57kgの8,680個の太陽電池からなる銀-亜鉛電池等から供給された。高度の制御は半導体のタイミング・コントローラ、太陽及び地球感知センサによって行なわれた。温度の制御は金板、白の塗装、アルミニウムの被覆によって受動的に行なわれた。
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