打狗英国領事官邸とは? わかりやすく解説

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打狗英国領事官邸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 23:03 UTC 版)

打狗英国領事館文化園区」の記事における「打狗英国領事官邸」の解説

領事官邸は西子湾面する海抜高度30メートル高台哨船頭山)にあり、北側寿山三方断崖囲まれている。麓の領事館とは石段繋がっている。1877年1月領事館山頂土地取得1879年8月より領事官邸が完成した総面積471平方メートル:頁42日本統治時代から1979年までは海洋観測所として使われ1987年内政部により「英国領事館」として直轄市古蹟登録を受ける。歴代内外政権使用者転々としたことで、高台にある官邸比べて麓の領事館建築はあまり重要視されずに官邸のほうが領事館としばしば誤認されてきたが、実際に領事館ではなく官邸であり、2009年訂正されるまでは誤った名称登録されていたことになる。 領事官邸は植民地仕様の、薔薇石彫特徴バロック建築で、イギリス人設計した採寸英国式の度量衡でありヤードフィート使われている。四方回廊式のバルコニー囲んでいての上部は半円状アーチ構造となっている。各部屋には暖炉備え下層地面の高さが不均等なため一部地下室となっており、倉庫貯蔵室として主に使われた。赤レンガ中国アモイから運ばれている。竹状の排水管清朝末期洋館特色赤レンガ配置装飾北方ルネッサンス様式となっている。 山頂領事官邸は快適性安全性プライベート確保適している物件として該当したため選定され建物からは打狗港一望できる視界広さだけでなく、石段でしかアクセスできないことによる静粛性があり、領事館職員住居、または外交使節迎賓場所として使われた。 古蹟登録を受ける前年1986年より官邸修復構想始動し打狗港開拓近代史文献鳳山県旧城中国語版)の模型など保存展示する高雄史蹟文物陳列館として再開業。その後修復作業入り2004年再オープンすると来訪者数は40万人超を記録した2013年10月には台湾実業家である黄騰輝オーナーのティーサロン「古典玫瑰園(ローズハウス)」が官邸内に開業した領事官邸からの高雄港 官邸内の砲台 領事官邸からの国立中山大学 台湾海峡夕陽 領事官邸からの旗後灯台

※この「打狗英国領事官邸」の解説は、「打狗英国領事館文化園区」の解説の一部です。
「打狗英国領事官邸」を含む「打狗英国領事館文化園区」の記事については、「打狗英国領事館文化園区」の概要を参照ください。

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