打上げから初期運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 21:44 UTC 版)
「あかつき (探査機)」の記事における「打上げから初期運用」の解説
あかつきとIKAROSを含む5機の小型副衛星を搭載したH-IIAロケット17号機は、2010年5月18日から6月3日までの間に打ち上げられることとされ、1回目の打ち上げ予定時刻は5月18日6時44分14秒(JST)だったが、射場付近に規定以上の氷結層を含む雲が観測され、5分前に打ち上げ中止となった。3日後の21日6時58分22秒に延期された打ち上げは予定通りの時刻に行われた。 H-IIA17号機は地球周回軌道に乗った時点で第2段エンジンを一時停止して小型副衛星のうち3機(Negai☆″、WASEDA-SAT2、KSAT)を分離、その後第2段エンジンに再点火して太陽周回軌道に移り、打ち上げから約27分29秒後にあかつき、次いで残り2機の小型副衛星(IKAROS、UNITEC-1)を分離した。打ち上げロケットの能力に余裕があったため、月や地球を利用してのスイングバイは行わずに、第2段ごとホーマン遷移軌道に近い軌道に入り、直接金星に向かった。 あかつきは6月28日、遠日点(約1.07天文単位)の近くでOME噴射を13秒間行い、セラミックスラスターの世界初の軌道上実証に成功した。軌道制御のためのOME噴射は2回予定されていたが、打ち上げ時の軌道制御が予想以上に高精度だったためもう1回はキャンセルされた。 10月8日、LAC以外の4台のカメラでいて座の一部を撮影した。ほぼ事前に予測された通りの画像を取得し、各カメラが健全な状態であることを確認した。その後、おうし座や地球と月などの撮影も行った。
※この「打上げから初期運用」の解説は、「あかつき (探査機)」の解説の一部です。
「打上げから初期運用」を含む「あかつき (探査機)」の記事については、「あかつき (探査機)」の概要を参照ください。
打上げから初期運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/12 05:41 UTC 版)
「ジュール・ヴェルヌ (ATV)」の記事における「打上げから初期運用」の解説
アリアン5ESの処女飛行によってジュール・ヴェルヌは低軌道に投入された。発射台はフランス領ギアナのクールーにあるギアナ宇宙センターのELA-3が使用され、発射時刻は2008年3月9日4時3分4秒(UTC)。発射から1時間6分41秒後にロケットから機体が切り離され、続いて航行システムが起動した。2日後の3月11日にATVの4基のメインエンジンが初めて点火した。打上げ段階において南アフリカ共和国のOverberg Test Rangeはニュージーランドに展開している移動局からのテレメトリーデータを中継する役割を果たした。
※この「打上げから初期運用」の解説は、「ジュール・ヴェルヌ (ATV)」の解説の一部です。
「打上げから初期運用」を含む「ジュール・ヴェルヌ (ATV)」の記事については、「ジュール・ヴェルヌ (ATV)」の概要を参照ください。
- 打上げから初期運用のページへのリンク