御城の隠れ里
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/03 05:38 UTC 版)
室町時代から続く、信州の羽曽家からなる旧家―御城家。400年以上の歴史を持つ武家筋の名士で、信濃の山林王でもある御城家により、現代まで密かに受け継がれた忍び育成の為の里であり、御城家の広大な本家が座す本拠地。里で育った者は御城家への絶対の忠誠と、その適性に応じた御城家傘下の企業への決められた将来、姫と忍びの悲恋―“御色草子(おいろぞうし)”が今に伝えられている。 三島 義人(みしま よしと) 御城家に仕える忍頭―三島家の現家長で、左介の一番上の兄。 賢くて厳しい有能な青年だが、ウィスキーボンボンでも目を回す程の下戸。正吾の実家に修行で下宿していた事から、幼馴染みとして互いに数々の恥を知り合う仲。紫信の上京後は才蔵を預かり、専ら才蔵と左介の説教役。序盤で、病で引退した男性に代わって、松子の秘書となる。 三島 挙人(みしま しげと) 御城の里の刀鍛冶で、三島家の次男。 肩まで伸びた髪を、後ろで一纏めに結んでいる。鷹揚で明るく、幼少時の才蔵と左介の悪戯は、大抵が挙人の入れ知恵であった。 三島 望(みしま のぞみ) 14歳の時に失踪した、三島家の三男。 12歳で縁故の古武道家へ、左介に代わって養子に出て、その家から忽然と姿を消した。両親亡き後の三島家で家事を担当した、優しくて強い、左介の憧れであった。現在は、ドール販売店に衣装製作担当として勤めるオネエ言葉の厳つい青年。 玉野 由利(たまの ゆうり) 御城家に仕える、隻眼の鎌使いの忍者。 長い髪を後ろで三つ編みにした青年。御城家が手配した聖徳学院の文化祭用資材を届けに紫信達の許へやってきた青年。左目に眼帯をしている。女性のバストサイズを当てるのが得意。 御城 松子(おしろ しょうこ) 御城家の現当主で、紫信の母。 紫信が幼い頃に亡くなった夫に代わり、里の人々が崇める御城家の頂点として、御城一族とその配下を束ねる。ある事情から、娘を愛しているものの決して表には出さず、常に厳しく育てた。先々代の妹である御城家直系の母の不倫の果ての駆け落ちにより、生家では御城家への輿入れまで、実父により軟禁状態で育った。年の離れた唯一の兄は、聖徳学院の理事。正吾の母は松子の礼儀作法の教師であり、正吾は数少ない幼馴染み。
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