後世の評とは? わかりやすく解説

後世の評

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 13:46 UTC 版)

劉備」の記事における「後世の評」の解説

陳寿の評:「度量大きく強い意志持ちおおらかなをもって礼儀正しく人に接し人物良く見極めて、ふさわしい待遇与えた。それらは前漢高祖劉邦)に通じ英雄の器を備えていたといえよう。国のその後諸葛亮全て託すに際して何ら疑念を抱かなかったことは、君臣の公正無私な関係を現すものとして、永遠に手本とすべき事例である。好機を得るための機知や、行動根幹をなす戦略では、魏武曹操)に及ばなかったため、勢力基盤となる領土も、その才能の差に準じて狭かった。しかし、挫折して人に屈して諦めことなく最終的には誰の下にもおらず独立したのは、彼らの器量考えた時、自分いつまで許容し続けてくれるような人間だとは到底思えないがためにそうしたのである単純に自分利益だけを考えてのことではなく自分にふりかかった災難避け殺されないようにするためだったと言えよう」(『蜀書』「先主伝」)。 習鑿歯はいう。先主顛倒し困難に陥ったときであっても信義をますます明らかにし、状況逼迫し事態危険になっても、道理外れぬ発言をした。景升(劉表)の恩顧追慕すれば、その心情三軍感動させ、道義ひかれる人々慕われ(後についてこられ)れば、(見捨てることなく甘んじてともに敗北した。彼が人々の心に結びついた経過観察すれば、いったい、どぶろく与えて凍えている者を慰撫し、(にがい)を口に含み、民の病気見舞った程度のことであろうか。彼が大事業成し遂げたのも当然であろう

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後世の評

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 13:44 UTC 版)

愛の勝利」の記事における「後世の評」の解説

スタンダール本作次のように叙述している。「およそ12歳少年等身大キューピッドは…大きな褐色の翼を身にまとい、あまりに写実的に、そして力強い色遣い明確性鮮明さをもって描かれていて、あたかも生きているかのようである。」 1649年から51年ころにローマ訪れたイギリス人旅行者リチャード・シモンズは、本作キューピッドは「彼[カラヴァッジョ]の脇に寝ている(laid with him)自分の子供か下男身体表情」を写したものだと評している(当時laid with himという表現は、単に同居しているという意味であったことに注意)。 イタリア美術史家ジャンニ・パッピは、自身理論に基づき、この絵に表れる人物が、カラヴァッジョの死のあと活躍する、チェコ・デル・カラヴァッジョと同一人物ではないかとした。この説については反論もあるが、チェコ・デル・カラヴァッジョが、フランチェスコ・ボネリという画家同一人物であろう、とするパッピの説には賛同が多い。このチェコという人物は、カラヴァッジョ作品の画中人物としてしばしば登場し例えば『聖パウロ回心』(1600年-1601年)に登場するキリスト支える若い天使や、『聖マタイの殉教』(1599年-1600年)でマタイの手聖人の徴を書き込もうとする天使巻き毛の頭のてっぺん見えるだけであるが)、『イサクの犠牲』(1603年)のまさに首を切られんとするイサク、『ダヴィデとゴリアテの首』(1605年-1606年)のダヴィデゴリアテカラヴァッジョといわれる)、また現在ローマカピトリーニ美術館所蔵の『洗礼者ヨハネ』のヨハネなどがそうだといわれている。

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