彩絵鼓胴とは? わかりやすく解説

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彩絵鼓胴

主名称: 彩絵鼓胴
指定番号 2623
枝番 00
指定年月日 2004.06.08(平成16.06.08)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書 康平四年権大僧都覚源施入墨書銘がある
員数 1口
時代区分 平安
年代 康平4年(1061)
検索年代
解説文: 舞楽法会の際に用いられる鼓の胴部で、二箇の鐶【かん】金具に紐を通して首から掛け奏したのである
 乳袋長くかつ大きく張り、これに比して棹が短く太い点、全長対す口径比率比較的高い点、帯がさほど肥厚突出していない点、乳袋薄く造る点など、総体鼓胴としての古態示している。
 また乳袋内の墨書銘に、本件康平年三十四日権大僧都覚源によって東大寺施入されたことが記されており、本件の製作もほぼ同時期と考えられる覚源かくげん】(一〇〇〇~六五)は花山天皇第三皇子で、東寺長者醍醐寺座主歴任し天喜三年から康平二年(一〇五五~五九)の間には東大寺別当務めた
 現状彩絵については、その筆致にやや繊細さを欠くこともあり、にわかに製作当初のものと断じ難いが、系や群青緑青系の繧繝彩色温雅な趣を伝えている。かつ永暦二年(一一六一)の修理墨書銘があることから、同年大きく隔たらぬ時期の賦彩とも推察される。なお連珠文や、花弁文の輪郭のくくりに用いられる白色は、紫外線対す発光認められ密陀絵みつだえ】に類する技法用いている可能性がある。
 本件年記有する鼓胴としては現存最古となる。鼓胴絶対的基準作であり、か施入者や伝来判明する遺例として、その存在価値は高い。

彩絵鼓胴

主名称: 彩絵鼓胴
指定番号 950
枝番 00
指定年月日 1959.06.27(昭和34.06.27)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書
員数 1口
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

彩絵鼓胴

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工芸品:  彩絵燈台  彩絵鼓胴  彩絵鼓胴  彩絵鼓胴  御所丸黒刷毛茶碗  御所車蒔絵硯箱  御正体



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