繧繝とは? わかりやすく解説

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う‐げん【××繝/××繝】

読み方:うげん

うんげん」の撥音無表記。


うん‐げん【××繝/××繝】

読み方:うんげん

同じ色を濃から淡へ、淡から濃へと層をなすよう繰り返す彩色法。中国西域から伝わり、主に宝相華(ほうそうげ)などの文様を表す。赤・青・緑・紫などの色を用い奈良・平安時代仏画寺院装飾染織などに用いられた。繧繝彩色(さいしき)。


繧繝

読み方:ウンゲン(ungen), ウゲン(ugen)

奈良時代から平安時代工芸建築などに用いられ彩色法。

別名 暈繝雲錦


うんげん 【繧繝・暈繝】

繧も暈も「ぼかすこと」で、繝は「にしきあや」であり、違う色の濃淡組み合わせた染色織物をいい、仏画などの装飾用いる。古くウゲン

うんげん〔繧繝〕

多色美し織物繧繝錦の略称。
内裏雛御座畳縁用いる。

繧繝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/04 06:36 UTC 版)

繧繝(うんげん、うげん、暈繝)とは、主に日本の伝統的な建築工芸仏画などに用いられる装飾技法の一つ[1]繧繝彩色(うんげんさいしき)とも[2]。同系色の色彩の濃淡を、ぼかしを用いずに3〜6段階程度の帯状に塗り分けることによって、立体感や華やかさを表現する彩色法である[3]

正倉院蔵 漆金薄絵盤。繧繝が使われている。

概要

繧繝は、を滑らかにぼかすのではなく、明るさ(濃淡)の異なる色を段階的に並べていく点に特徴がある。使用される主な色としては、系、系、系、系、丹色などがあり、これらの配色原理は「紺丹緑紫」と呼ばれる[4]。外側の薄い色から内側の濃い色へ、あるいはその逆を塗る「逆繧繝」または「逆繧繝彩色法」といった技法も存在する[5][6]

歴史

繧繝の起源は中国唐代にあり、日本では奈良時代前期に仏教の伝来とともに伝わったとされる[3]古墳壁画にも類似の表現が見られ、平安時代には日本の装飾模様として独自の発展を遂げた[7]

作例

  • 繧繝錦(うんげんにしき)

紺丹緑紫にならって菱形や花菱縞などの模様を織り出した織物雛人形が座る台(親王台)のなどに用いる[8]

畳の縁(へり)の一種で、繧繝錦の技法を用いた最も格式の高いもの。古代日本では天皇三宮上皇など、最高位の身分の人物が使用する部屋の畳にのみ用いられた[9]足利義満後小松天皇を迎えた際し自身の座る畳に繧繝縁を用いたという逸話がある[10]

その他

脚注

  1. ^ 日本国語大辞典,日本大百科全書(ニッポニカ), デジタル大辞泉,精選版. “繧繝(ウンゲン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年1月9日閲覧。
  2. ^ 改訂新版,百科事典マイペディア, 精選版 日本国語大辞典,改訂新版 世界大百科事典,ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,山川 日本史小辞典. “繧繝彩色(うんげんさいしき)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年1月9日閲覧。
  3. ^ a b フカマチサトミ (2024年8月26日). “日本画の繧繝彩色とは?塗り方と歴史を紐解く | DARENIHO|誰でも日本画教室”. nihongastyle.com. 2026年1月9日閲覧。
  4. ^ 上羽絵惣株式会社 (2021年11月16日). “上羽絵惣270周年限定カラー「にほんの伝統色」 - 上羽絵惣株式会社”. www.ueba.co.jp. 2026年1月9日閲覧。
  5. ^ 世界大百科事典内言及. “逆繧繝(ぎゃくうんげん)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年1月9日閲覧。
  6. ^ 彩色の見方 - 仏像ワールド”. 仏像ワールド - 仏像ワールドは仏像の魅力を提案する仏像専門店です。 (2018年6月5日). 2026年1月9日閲覧。
  7. ^ 尾張仏具技術保存会”. 2026年1月9日閲覧。
  8. ^ 繧繝(うんげん)|雛人形・五月人形のふらここ”. 赤ちゃん顔の小さくかわいい雛人形・五月人形のふらここ. 2026年1月9日閲覧。
  9. ^ 畳のヘリとは? 踏んではいけない理由や色柄の話。繧繝縁(うんげんべり)って、何?|DAIKEN”. DAIKEN (2024年6月25日). 2026年1月9日閲覧。
  10. ^ 繧繝縁の畳に座る『足利義満像』(鹿苑寺蔵)/Wikipediaより : Japaaan”. Japaaan - 日本文化と今をつなぐウェブマガジン. 2026年1月9日閲覧。
  11. ^ 建造物編(12)平等院の極楽浄土(宇治市)|京都新聞デジタル 京都・滋賀のニュースサイト”. 京都新聞デジタル (2017年9月20日). 2026年1月9日閲覧。
  12. ^ 繧 | 漢字一字 | 漢字ペディア”. www.kanjipedia.jp. 2026年1月9日閲覧。
  13. ^ 『国字の辞典』東京堂出版、2017年9月8日。 

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