廃止された高速バス路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:51 UTC 版)
「岩手県交通」の記事における「廃止された高速バス路線」の解説
盛岡 - 横浜線 概要本路線は鉄道では直行できない岩手県と神奈川県を結ぶ路線であった。当初は岩手県交通とジェイアールバス東北(JRバス東北)の2社が参入を希望したが、その後両社間の調整で、別路線への参入を条件にJRバス東北は本路線への参入を見送ることになった。検討段階から交通ジャーナリストの鈴木文彦が市場調査などで直接的に関わっており、盛岡での開業初日のテープカットでは鈴木も招待されていた。 運行開始当初は神奈川中央交通(神奈中)と共同運行を行っていた。神奈川中央交通の夜行高速バスでは初めて本厚木駅発着となった路線で、その後神奈中の他の夜行高速バスも本厚木を停車地に追加した。後に神奈中より湘南神奈交バスに運行を移管されたが、2005年(平成17年)11月30日をもって撤退。以降は岩手県交通の単独運行となった(神奈中は予約・発券業務のみ受託)。 2016年(平成28年)3月31日発の運行をもって廃止。 全席指定制(学生割引運賃設定あり)であった。 運行経路盛岡バスセンター(5番乗り場)- 盛岡駅(東口14番乗り場) - 都南バスターミナル - 花巻駅前 - 花巻上町 - 総合福祉センター前 - 北上駅前(西口) ⇔ 横浜駅東口 - 町田バスセンター - 本厚木駅 使用車両 独立3列シート便所付きのスーパーハイデッカーが使用された。 運行開始当初の岩手県交通はいすゞ・スーパークルーザーを使用していた。当時の岩手県交通の夜行高速バス車両は、らくちん号(現:ドリーム盛岡 (らくちん) 号)に使用されていた車両が乗客定員27名となっており、本路線のために乗客定員29名とした車両が専用車として運行されていた。2005年の湘南神奈交バス撤退に際しては、当時同社で使用されていた三菱ふそう・エアロクィーンIが岩手県交通に譲渡され、塗装変更の上本路線で使用されていた(この譲渡車は2006年に北上営業所へ転属)。 その後は西武バスから譲渡された日産ディーゼル・スペースウイング(富士重工7Sボディ)や、近江鉄道から譲渡されたUDトラックス(旧・日産ディーゼル)・スペースウイング(西日本車体工業02MCボディ)なども使用した(運用上の都合によりいすゞ・スーパークルーザーが充当される場合もあった)。 利用状況 年度 運行日数 運行便数 年間輸送人員 1日平均人員 1便平均人員 2002(平成14)年度 364 727 12,129 33.3 16.7 2003(平成15)年度 366 732 12,146 33.2 16.6 2004(平成16)年度 365 729 11,828 32.4 16.2 2005(平成17)年度 365 729 11,931 32.7 16.4 2006(平成18)年度 365 730 12,018 32.9 16.5 2007(平成19)年度 366 739 11,735 32.1 15.9 特急おばこ号 (北上駅 - 湯沢線) 一関仙台泉プレミアム・アウトレット線 (2009年度は4月18日〜11月30日まで夏季運行、12月5日〜2010年3月28日まで冬季運行) 平泉中尊寺号 (平泉 - 仙台線 / 東日本急行と共同運行) ※期間限定運行(2011年度以降は運行協力のみ) 一関 - 仙台線 ※期間限定運行(2011年度以降運行なし) 花盛号 ※期間限定運行(2011年度以降運行なし) 盛岡・十和田湖号 ※期間限定運行(2012年度は9月14日〜11月4日まで運行) 盛岡 - 平泉線 ※期間限定運行(2012年度は4月1日〜11月4日まで運行)
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