常滑の陶器の生産用具・製品及び登窯
名称: | 常滑の陶器の生産用具・製品及び登窯 |
ふりがな: | とこなめのとうじのせいさんようぐ・せいひんおよびのぼりがま |
種別: | 生産、生業に用いられるもの |
員数: | 1,655点,1基 |
指定年月日: | 1975.09.03(昭和50.09.03) |
所有者: | 常滑市 |
所有者住所: | 愛知県常滑市 |
管理団体名: | |
備考: | 製土35点,成形841点,施釉40点,焼成108点,その他の107点,陶器513点,瓦11点,愛知県常滑市栄町六丁目一四一番地及び一四二番地所在の登窯1基 |
解説文: | 常滑地方は平安時代以来の陶器の産地で、ひも造りによる各種の甕の生産地として聞こえた。昭和五十年九月三日指定の「常滑の陶器の生産用具及び製品」は、常滑焼の古くからの生産用具を各工程順に網羅し、また、真焼・赤物・朱泥物など製品についても巨細に取りまとめたもので、常滑焼の生産活動の推移をうかがうことができる貴重なものである。 今回追加指定の登窯は、陶栄窯と称され、明治二十年(一八八七)に八名の窯仲間によって築造されたもので、同三十八年(一九〇五)には、最下段の焚き口が、石炭と割り木を併用して焼成できるよう改造されたが、その他の焼成室・煙突などは築窯当時の形をよく留めている。全長二二メートル、最大幅九・六六メートル、八連房の大規模な窯である。常滑の登窯は天保五年(一八三四)に、瀬戸の登窯を学んで創始され、明治の末に真焼窯は七六基を数えたが、石油・重油焚窯や電気・ガス窯の普及にともない減少し、今日残存するものは、この窯のみとなった。 今回登窯を追加指定することによって、常滑の陶器の生産用具・製品・登窯が一体となって保存され、当時の生産活動や職能の様相を一層よくうかがうことができるものとして貴重である。 |
生産、生業に用いられるもの: | 奥会津の山村生産用具及び民家 小河内の山村生活用具 川東のはやし田用具 常滑の陶器の生産用具・製品及び登窯 庄内の米作り用具 庄内浜及び飛島の漁撈用具 徳山の山村生産用具 |
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