居酒屋「寝床」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 20:31 UTC 版)
「ちりとてちん (テレビドラマ)」の記事における「居酒屋「寝床」」の解説
熊五郎(くまごろう) 演 - 木村祐一 居酒屋「寝床」店主。初期は酒代のツケを貯める草若に頭を悩ませていた。フォークソングをこよなく愛し、店で自分のコンサートを開催するが、下手くそなので付き合わされる常連客や近所の人たちには不評。男女の機微には疎い。 1992年12月14日に行なわれた落語会で草若の「愛宕山」を聞いて以来、草若の芸を「同じエンターテーナー」として認め、徒然亭一門復興に力を貸すために寝床を落語会の会場として無償で提供していた。 なお劇中で熊五郎が歌う「寝床」は熊五郎自身の作詞作曲という設定になっているが、劇中の設定同様、演じる木村が共演者とともに撮影現場で即興で作った曲である。「寝床」はその後、BGMに採用され、熊五郎のテーマになっている。また店の提灯や暖簾にプリントされた「寝床」の毛筆文字も木村の直筆によるものをデザインしたものである。 草原が落語家復帰を決意したものの草若宅に上がるのをためらった際、向かいの「寝床」を見て「こんなところに飲み屋が出来てる」というセリフを口にすることから、「寝床」を開いたのは草若が高座に穴を開けた後と設定されている。 咲(さき) 演 - 田実陽子 居酒屋「寝床」のおかみ。夫・熊五郎を愛し、周りからは不評な熊五郎の歌にも感動するピュアさを持つ。正義感や義理人情も持ち合わせるしっかり者。男女問題では過去に暗い経験が多々あるようで、いわゆる「男性受けがよいタイプ」の女性には反感を持っている。 磯七(いそしち) 演 - 松尾貴史 居酒屋「寝床」の常連客。散髪屋「磯村屋」主人。落語の大ファンで、持っている知識を喜代美らに披露したくて仕方ない。徒然亭一門の没落を惜しみ、何かと援助する。23週で夫の看病をしていた姉が倒れたのを聞き、姉と過ごすために大阪を離れるが、「ひぐらし亭」初日舞台を聞きつけ大阪に一時帰省し、最終回で大阪に戻る。 なお、磯村屋の撮影には、実際の散髪屋が使用された。その店の経営者は連続テレビ小説のファンで、初期の撮影が行われた頃、前作どんど晴れのポスターが貼られていたという。なお演じる松尾自身も落語の大ファンである。また、劇団『笑殺軍団リリパットアーミー』にて、桂吉朝(吉弥の師匠)との共演歴がある。 菊江(きくえ) 演 - キムラ緑子 居酒屋「寝床」の常連客。仏壇屋主人。草若とは古くからのつきあいで、志保とは親友だった。草若が高座に穴を開けた真相も知っているため、小草若が草若を憎んでいることに心を痛めていた。志保との関係から小草若に母親代わりのように接する事もあり、小草若のことは本名の「仁志」と呼ぶ。ちなみに「菊江仏壇」という落語がある。 徳さん 演 - 鍋島浩 居酒屋「寝床」の常連客。ガラス屋。草若邸玄関の割れたガラスの交換にも来ていた。 お花 演 - 新海なつ 居酒屋「寝床」の常連客。駄菓子屋。熊五郎のフォークコンサートの時には耳栓を用意し、皆にも配っていた。
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