富田メモ研究委員会による最終報告とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 富田メモ研究委員会による最終報告の意味・解説 

富田メモ研究委員会による最終報告

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 03:00 UTC 版)

富田メモ」の記事における「富田メモ研究委員会による最終報告」の解説

富田メモ日記手帳)について、日本経済新聞社社外有識者中心に構成する富田メモ研究委員会」を設置した委員次のとおり。 御厨貴東京大学教授秦郁彦現代史家) 保阪正康作家熊田淳美(元国立国会図書館館長安岡崇志(日本経済新聞特別編集委員富田知子(特別委員富田朝彦夫人) 同委員会2006年10月から、計11回の会合重ねメモ全体検証し2007年4月30日最終報告をまとめた(以下、「」内は同記事よりの引用)。それによると、「これまで比較多く日記などが公表されてきた侍従とは立場異な宮内庁トップ数少ない記録で、昭和研究貴重な史料だ」と評価。特に2006年7月日本経済新聞報じたA級戦犯靖国合祀不快感示した昭和天皇の発言について「他の史料記録照合して事実関係合致しており、不快感以外の解釈あり得ない」と結論付けた。 また昭和天皇靖国参拝対し、「明治天皇のお決(め)になって(「た」の意か)お気持逸脱するのは困る」(1988年5月20日と書いた部分発見され、同委員会は「昭和天皇靖国神社合祀あり方について、明治天皇創建趣旨とは異なっているとの疑問抱いていたのではないか」と判断した。 なお今回検証結果戦犯問題歴史問題政治外交問題社会的な出来事など、「富田メモ」として報道され部分以外にも、さまざまな事柄に関する天皇発言記した記述数多く見つかった最終的に富田メモは、富田家公的機関への寄託などを検討している。

※この「富田メモ研究委員会による最終報告」の解説は、「富田メモ」の解説の一部です。
「富田メモ研究委員会による最終報告」を含む「富田メモ」の記事については、「富田メモ」の概要を参照ください。


富田メモ研究委員会による最終報告

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 05:15 UTC 版)

A級戦犯合祀問題」の記事における「富田メモ研究委員会による最終報告」の解説

富田メモ」(日記手帳)について、日本経済新聞社設置した社外有識者中心に構成する富田メモ研究委員会」は2007年4月30日最終報告をまとめた(以下、「」内は同記事よりの引用)。 同委員会2006年平成18年10月から、計11回の会合重ねメモ全体検証したその結果これまで比較多く日記などが公表されてきた侍従とは立場異な宮内庁トップ数少ない記録で、昭和研究貴重な史料だ」と評価。特に2006年7月日本経済新聞報じたA級戦犯靖国合祀不快感示した昭和天皇の発言について「他の史料記録照合して事実関係合致しており、不快感以外の解釈あり得ない」と結論付けた岡崎久彦のように「終戦直後昭和天皇は『連合国にとっては戦犯だが日本にとっては忠臣と言っておられた」とメモ真実性疑問を呈する声もあったが、この最終報告以降メモ信憑性自体を疑う声は消えたと言ってよい。[独自研究?] また昭和天皇靖国参拝対し、「明治天皇のお決(め)になって(「た」の意か)お気持逸脱するのは困る」(1988年昭和63年5月20日)と発言したのを書いた部分発見され、同委員会は「昭和天皇靖国神社合祀あり方について、明治天皇創建趣旨とは異なっているとの疑問抱いていたのではないか」と判断した最終的に富田メモ」は、富田家公的機関への寄託などを検討している。

※この「富田メモ研究委員会による最終報告」の解説は、「A級戦犯合祀問題」の解説の一部です。
「富田メモ研究委員会による最終報告」を含む「A級戦犯合祀問題」の記事については、「A級戦犯合祀問題」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「富田メモ研究委員会による最終報告」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「富田メモ研究委員会による最終報告」の関連用語

富田メモ研究委員会による最終報告のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



富田メモ研究委員会による最終報告のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの富田メモ (改訂履歴)、A級戦犯合祀問題 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS