富永町 (豊田市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 富永町 (豊田市)の意味・解説 

富永町 (豊田市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/19 14:09 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
日本 > 愛知県 > 豊田市 > 富永町
富永町
富永ダム
豊田市内における富永町の位置
富永町
豊田市内における富永町の位置
北緯35度12分13.7秒 東経137度27分22.8秒 / 北緯35.203806度 東経137.456333度 / 35.203806; 137.456333
日本
都道府県 愛知県
豊田市
地区 稲武地区
面積
[1]
 • 合計 1.77km2
人口
2019年(令和元年)7月1日現在)[1]
 • 合計 24人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
441-2526[2]
市外局番 0565(豊田MA[3]
ナンバープレート 豊田

富永町(とみながちょう)は、愛知県豊田市町名。9の小字が設置されている。

地理

豊田市の北東部に位置し、稲武地区(旧東加茂郡稲武町の町域にほぼ相当する)に属する。北は牛地町、東は黒田町、南は小田木町、西は田津原町に隣接する。国道153号の途上である水別峠(みずわかれとうげ、豊田市小田木町)から北西に位置する山がちの町である。 町域南部では富永川が隣接する小田木町との町境に沿うように西進し、町域を越えた付近で小田木川に合流する。その富永川の源流は、町域南東部で小田木町との町境にまたがる富永調整池から富永ダムを通じての放流水である。

人家は町域のほぼ中央部に点在する。町域北部はほぼ深い山林に覆われている。町域東部は元々谷地であったのが、富永ダム建設に当たって生じた残土が埋め立てられて平坦地となった[4]。現在ではその場所に名古屋市野外学習センターと関連施設が立地している。 産業は農林業が中心であるが、昭和30年代までは養蚕業も盛んであったという[4]

小字

出典 : [5]

  • 石神(いしがみ)
  • 馬屋ノ尻(うまやのしり)
  • 貝内(かいと)
  • 柿田洞(かきだぼら)
  • 駒坂(こまざか)
  • 所畑(ところばた)
  • 西(にし)
  • 藤ノ塔(ふじのとう)
  • ヨシガタイラ

歴史

地名の由来

伝説では、永きに渡って富むことを願い、名づけられたとされる[4]

沿革

その他

  • 村域の大部分が山林であることから、往時より近隣村とのあいだで境界に関わる争論が多かった。1765年明和2年)、1771年(明和8年)、1873年(明治6年)、1877年(明治10年)に生じた近隣村との争論の記録が伝わっている[4]
  • 1867年(慶応3年)には、吉田藩に納めるために製造していた火薬が爆発する事故があり、死者や家屋の焼失が出ている[4]

世帯数と人口

2019年(令和元年)7月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
富永町 9世帯 24人

学区

番・番地等 小学校 中学校
全域 豊田市立稲武小学校[10] 豊田市立稲武中学校[10]

施設

  • 名古屋市野外学習センター
  • 神明神社
天元期の勧進により建立されたという[11]。また、同社の石祠は1792年寛政4年)の作とされる。

文化財

散布地

その他

日本郵便

  • 郵便番号 : 441-2526[2](集配局:稲武郵便局[13])。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 豊田市の人口 2019年7月1日現在人口 詳細データ - 町別面積・人口・世帯数” (日本語). 豊田市 (2019年7月11日). 2019年7月15日閲覧。
  2. ^ a b 愛知県 豊田市 富永町の郵便番号”. 日本郵便. 2020年5月4日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 900-901.
  5. ^ 愛知県豊田市富永町 - Yahoo!地図”. 2020年5月4日閲覧。
  6. ^ a b 有限会社平凡社地方資料センター 1981, p. 1179.
  7. ^ 深津重貞 1991, p. 18.
  8. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1176.
  9. ^ 豊田市 2005, p. 21.
  10. ^ a b 2019年度豊田市立小中学校区一覧表 (PDF)”. 豊田市 (2019年6月26日). 2020年5月9日閲覧。
  11. ^ 有限会社平凡社地方資料センター 1981, p. 957.
  12. ^ a b c 埋蔵文化財一覧 散布地(豊田市ウェブサイト、2012年1月15日閲覧)
  13. ^ 郵便番号簿 2018年度版 (PDF)” (日本語). 日本郵便. 2019年6月10日閲覧。

参考文献

  • 角川日本地名大辞典 23 愛知県』「角川日本地名大辞典」編纂委員会、角川書店、1989年3月8日(日本語)。ISBN 4-04-001230-5
  • 『日本歴史地名体系第23巻 愛知県の地名』有限会社平凡社地方資料センター、平凡社、1981年(日本語)。 ISBN 4-582-49023-9
  • 深津重貞『豊田加茂の地名』、1991年。
  • 『豊田加茂7市町村の合併の記録』豊田市、2005年。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  富永町 (豊田市)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「富永町 (豊田市)」の関連用語

富永町 (豊田市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



富永町 (豊田市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの富永町 (豊田市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS