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石飛町

読み方:イシトビチョウ(ishitobichou)

所在 愛知県豊田市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒470-0463  愛知県豊田市石飛町

石飛町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/02 07:01 UTC 版)

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日本 > 愛知県 > 豊田市 > 石飛町
石飛町
—  町丁  —
石飛町の位置
石飛町
石飛町の位置
座標: 北緯35度12分20.7秒 東経137度12分18.4秒 / 北緯35.205750度 東経137.205111度 / 35.205750; 137.205111
日本
都道府県 愛知県
豊田市
地区 藤岡地区
面積
 - 計 0.92km2 (0.4mi2)
人口 (2011年12月1日[1][2])
 - 計 462人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 470-0463
市外局番 0565
ナンバープレート 豊田

石飛町(いしとびちょう)は、愛知県豊田市町名

概要

豊田市の北西部に位置し、藤岡地区(旧西加茂郡藤岡町の町域にほぼ相当する)に属する。 町域南西部を矢作川支流である飯野川が縦貫する。飯野川には石飛川・間山川が注ぎ、合流部付近には採石場、採土場がある。愛知県道33号瀬戸設楽線が飯野川と併走し、人家も県道沿いに集中している。間ノ山と呼ばれる町域北東部は山林の深い地域だが、木瀬町から当地域を下り県道につながる一本の山道は外越(とごし、戸越)道と呼ばれ、小原から戸越峠を経て瀬戸を結ぶ街道のひとつであった[3]大正期から昭和初期にかけて、陶土材が瀬戸まで運ばれた道筋である[4]

歴史

沿革

  • 江戸期- 寛永期の『三河国村々高附』においては「加茂郡石飛村」、天保期の郷帳においても「加茂郡石飛村」という表記が見受けられる[5]
  • 1635年(寛永12年)当時- 成瀬氏領であった[3]
  • 1701年元禄14年)- 幕府領となる[3]
  • 1868年明治元年)- 三河吉田藩領となる[3]
    • なお文献によっては1705年宝永2年)頃に三河吉田藩領となったとする記述もある[4]
  • 1871年明治4年)- 大区小区制施行により、第4大区第3小区に所属する[5]
  • 1878年(明治11年)- 郡区町村編制法施行により、加茂郡が西加茂郡と東加茂郡に分割される。これに伴い、石飛村の所属が加茂郡から西加茂郡に変更される[4]
  • 1884年(明治17年)7月- 戸長役場設置に伴い、石飛村、飯野村(いいのむら)、北一色村(きたいしきむら)、田茂平村(たもだいらむら)、西中山村(にしなかやまむら)、迫村(はさまむら)、深見村(ふかみむら)の7村が同組に組み込まれる[6]
  • 1889年(明治22年)10月1日- 市制・町村制施行に伴い、石飛村、飯野村、北一色村、田茂平村、西中山村、迫村、深見村の7村が合併して西加茂郡藤河村が誕生し[7]、石飛村は藤河村大字石飛に継承される[4]
  • 1906年(明治39年)4月1日- 藤河村、高岡村富貴下村の内3大字が合併して藤岡村が誕生し[8]、藤河村大字石飛は藤岡村大字石飛に継承される[4]
  • 1978年昭和53年)4月1日- 藤岡村の町制施行に伴い[8]、住所表示が藤岡町大字石飛に変更される[4]
  • 2005年平成17年)4月1日- 藤岡町の豊田市への編入に伴い、住所表示が豊田市石飛町に変更される。

寺社

石飛須原神社
町域最南部、飯野境と呼ばれる地区の住宅密集地の最深部にあり、白山姫命を祀る。1718年享保3年)、1861年文久元年)の二度にわたり再建されている[3]。なお、境内は藤岡飯野町とまたがっている。

文化財

古窯

  • 板倉窯- 近現代[9]
  • 飯野境窯- 近世[9]

散布地

高堤遺跡- 縄文・中世・近世[9]
町域西部から上渡合町にかけて、広く分布している。

城館跡

石飛砦跡
お須原山、及び東に隣接する御岳山と呼ばれる二つの丘陵の頂付近にあり、削平地に空堀と土塁が残る。石飛須原神社はここに鎮座している[3]

脚注

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  1. ^ 町別面積・人口・世帯数(豊田市ウェブサイト、2012年1月22日閲覧)
  2. ^ なお、当該データの示す「人口」の根拠については明記が無い。ただし、豊田市の他のウェブページ(「データ提供 豊田市の人口」豊田市ウェブサイト、2012年1月22日閲覧)に示すように、住民基本台帳及び外国人登録原票をもとに整理された「登録人口」であると思われる。
  3. ^ a b c d e f 『日本歴史地名体系』23:846ページ
  4. ^ a b c d e f 『角川日本地名大辞典 23 愛知県』:142ページ
  5. ^ a b 『日本歴史地名体系』23:1165ページ
  6. ^ 『豊田加茂の地名』:8ページ
  7. ^ 『角川日本地名大辞典 23 愛知県』:1170ページ
  8. ^ a b 『豊田加茂7市町村の合併の記録』:20ページ
  9. ^ a b c 埋蔵文化財一覧(豊田市ウェブサイト、2012年1月23日閲覧)

参考文献

  • 『愛知県の地名』日本歴史地名大系23、平凡社、1981年。
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 『角川日本地名大辞典 23 愛知県』、角川書店、1989年。
  • 『豊田加茂7市町村の合併の記録』、豊田市、2005年。
  • 深津重貞 「豊田加茂の地名」、1991年。




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