家田の退任から吸収合併・商号消滅へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 14:05 UTC 版)
「ユーストア」の記事における「家田の退任から吸収合併・商号消滅へ」の解説
家田美智雄の退任後の後任の経営陣も低経費・高効率の経営路線は維持するとしたものの、1995年(平成7年)10月に全店には販売時点管理システム(POS)を導入するなど一部で経営戦略が転換された。 その一方で、2002年(平成14年)2月期には自家発電装置を店舗に導入するといった新たなコスト削減策も取られるようになった。 しかし、競争が激化したことから、2005年(平成17年)には初の店舗閉鎖に踏み切るといった方向転換も図られた。 そして、2005年(平成17年)2月期決算まで28期続いた連続増収記録は、2006年(平成18年)2月期決算で途切れ、同年度は創業以来初の最終赤字転落となった。 その後、少し持ち直して2007年(平成19年)2月期決算は2期ぶりの増収で4期ぶりの経常増益となったものの、当期損益では約2.2億円の損失と赤字が続いた。 2008年(平成20年)2月期中間決算は競合がさらに激化し、前年割れ店舗が64店舗と大幅に増えたことなどに伴い、減損会計処理を行って中間純利益は37.79億円の損失となった。 結局2008年(平成20年)2月期決算は、競争が激化した影響で既存店売上高が約3.5%減で全店でも売上高が約2.2%減と落ち込み、発注見直しなどの軽削減やユニーグループのPB商品の拡充による粗利益率の改善などにもかかわらず、減損損失を約71.22億円を計上したことが影響して当期純利益は約31.97億円の損失と3期連続の赤字で、最後の年間決算を終えることになった。 なお、本社についてはグループの機能集約に伴って、2002年(平成14年)6月にユニー本社と同じ場所に移転している。 2008年(平成20年)4月10日に同年8月21日にユニーと合併すると発表した。 予定通り2008年(平成20年)8月21日に株式会社ユーストアはユニーに吸収合併されて企業名としては消滅し、組織・店舗運営はユニー内で再編したユーストア営業本部が継承することになった。 合併時点では店舗ブランドの「ユーストア」は存続しており、合併後の2008年(平成20年)11月21日にフォレオ大津一里山内にユーストア一里山店を出店している。また、この店舗ではユーストアのロゴマークをローマ字の黄色のものへと変更した その後、ユニー・ユーストア・ラ フーズコアの店舗ブランドを統合し、翌年2月21日から、店舗ブランドを「ピアゴ」とすることにより、店名としてもユーストアが消滅することになった。 なお、精華台店のみは「アピタ」へ店名変更されており、変更時期も他店よりも少し遅れる形となった。
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