家畜だけから動物全般へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 00:02 UTC 版)
「家畜保健衛生所」の記事における「家畜だけから動物全般へ」の解説
近年、全国的に畜産農家の戸数及び家畜の飼養頭羽数が減少の一途をたどっていること、公的機関でありながら従来業務で畜産農家以外を殆ど対象にして来なかったことなどもあって、世間一般における認知度は決して高いものとは言えず、一般市民からは現在でも、人の保健所や野犬捕獲等を行なう動物愛護施設と間違われる事が多い。 しかし動物の病気を診断する地方公的機関が他に存在しないこと、日本国内でもBSEや口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザなどが発生した関係で、家畜だけでなく野生動物、更には学校や動物園で飼育されている動物まで含めた検査業務(ただし、本来業務ではない)の依頼が急増しており、野鳥の大量死などが発生した際にも注目を集めるようになっている。また近年、急増するペットのミニブタに対する疾病などに対する相談も数多い。
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