宝山寺2号線とは? わかりやすく解説

宝山寺2号線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 18:25 UTC 版)

近鉄生駒鋼索線」の記事における「宝山寺2号線」の解説

宝山寺2号線は営業再開時に導入され1953年製の在来車コ3形2代車番3と4)のままで、車番3が「すずらん」、車番4が「白樺」と称している。カラーリングは「すずらん」がクリーム色朱色ツートンカラーで、「白樺」はクリーム色紺色ツートンカラーである。なお、白樺だけなぜ漢字なのかというと平仮名にして反対から読むと、“ばからしとなってしまうからといわれている。 1999年10月からツートンカラー朱色は赤に、紺色は青に変更し生駒山上遊園地イメージしたイラストラッピング施した上で2両とも「ゆめいこま」という愛称つけられたが、2013年8月生駒ケーブル開業95周年記念してラッピング撤去塗装復元した上で再び「すずらん」と「白樺」の名称が与えられた。ただし、すずらん白樺イラスト文字フォントが「ゆめいこま」と称される前と異なっている。座席ボックスシートであるが、乗務員席の周辺には設置されていない。 コ3形ひし形パンタグラフ前後に2基、横に2基ずつ並べた形で計4基設置されていた。山上側の先頭から見て右側パンタグラフ電源供給用で、左側パンタグラフ通信用であった(これらはコ1・コ5形も同様であった)が、「ゆめいこま」と称されるととも通信機器無線に伴い通信用の2基が撤去された。このときに、天窓ガラス青色からグレー系に変更されている。 製造当初手動ドアであったが、1969年6月山上線のコ5形とともに自動扉改造され暖房機器扇風機設置改造行われた。なお、この改造から3か月後に宝山寺線のコ1形もコ3形同様の改造が行われた。 コ3形には専用車内アナウンスBGMがあり、宝山寺行きはコ11形、コ3形ともに行き違い終えた後に開業日についてアナウンスするが、コ11形では『大正7年開業以来…』とアナウンス大正7年「7」は、ブルでは「しち」、ミケでは「なな」とアナウンスする)するのに対し、コ3形では『大正7年8月29日に…』とアナウンスするまた、鳥居前駅での乗り換えアナウンスは、コ11形では『難波奈良・京都方面』とアナウンスする対し、コ3形では『大阪難波尼崎三宮奈良王寺学研奈良登美ヶ丘、コスモスクエア方面』とアナウンスしており、アナウンス内容はコ11形よりも詳細になっている。なお、コ3形流れBGM西信貴鋼索線と同じである。 2005年屋島ケーブル車両1950年製)が廃止になってからはコ3形日本ケーブルカー最古現役車両となっている。ただし、台車については別府ラクテンチケーブル線1951年製。車体1974年製)に次いで2番目に古い。 宝山寺2号線「ゆめいこま3」 宝山寺2号線「ゆめいこま4」 愛称が「すずらん」に戻った宝山寺2号線3(2021年12月愛称が「白樺」に戻った宝山寺2号線4(2021年12月

※この「宝山寺2号線」の解説は、「近鉄生駒鋼索線」の解説の一部です。
「宝山寺2号線」を含む「近鉄生駒鋼索線」の記事については、「近鉄生駒鋼索線」の概要を参照ください。

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