定期開催以外のコミケット
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「コミックマーケット」の記事における「定期開催以外のコミケット」の解説
コミケットスペシャル 1978年5月6日に行われた、定期開催以外では初のコミケット。場所は新宿・四谷公会堂。運営費の赤字を救済するために行われたが、結果として赤字をさらに増大させてしまった。周年記念行事としてコミケットSP3以降は5年毎に開催されている。 コミケット IN 一橋祭 1978年11月5日に、一橋大学の学園祭の一環として行われた。 さよなら晴海!!コミケットスペシャル(コミケットスペシャル2) コミケット20周年記念として1996年3月17日に開催。晴海国際見本市会場が東京国際展示場(ビッグサイト)へと役目を引き継ぎ閉鎖されることとなったため。サークルは申込ではなく招待とし、一般参加は事前申し込み制で開催された。 リゾコミ in 沖縄(コミケットスペシャル3) コミケット25周年を記念して2000年3月19日に沖縄県宜野湾市で開催。首都圏以外では初の開催である。開催直前に宜野湾市の教育委員会に成人向け同人誌数冊とともに怪文書が送られた。なお、怪文書を作成したのはとある同人サークルでコミックマーケットから永久追放となっている。 このイベントから5年に1度の周期でスペシャル版が開催されている。 30周年記念 24耐(!?)コミケットスペシャル4 コミケット30周年記念として2005年3月21日に開催。設営から撤収までの全てを開催日の深夜0時から24時間以内で行い、サークルも午前と午後で総入れ替えを行った。準備会側では少々の赤字を出すにとどまった。 コみケッとスペシャル5 in 水戸 2010年3月21・22日に茨城県水戸市の伊勢甚泉町北ビル(旧京成百貨店)で開催された。開催コンセプトを「コミケでまちおこし」とし、同人誌即売会で町おこしを行いたい自治体や観光協会に呼びかけ、開催地を公募し決定した。同人誌即売会以外にも、偕楽園などの名所を巡るスタンプラリー、人気作家のイラスト入りパッケージによる地元特産品の販売、映画館でのアニメ作品オールナイト上映などが行われ、街を挙げての大イベントとなった。中夜祭ではご当地ヒーロー・イバライガーのステージショーと高取ヒデアキのライブが行われた。タイトルは「コミケット」と「水戸(みと)」をかけている。このときのイラスト入りの各種特産品商品はいわゆる「萌えパッケージ」の先駆けとなった。 コミケットスペシャル6〜OTAKUサミット2015〜 コミケット40周年記念として2015年3月28日・29日に千葉県千葉市の幕張メッセで開催された。「世界のコミケット」を目指すことをコンセプトに、日本だけでなく海外の参加者を招き入れることにした。通常開催における幕張メッセの使用は後述。 通常通り国内外のサークル参加による同人誌即売会や企業出展を行ったほか、サークルが企画する展示ブース、海外の同人誌即売会やアニメ・漫画イベントを紹介するブース、国内外の漫画関連のミュージアムや国内の漫画などの舞台になった自治体が出展するブース、コミケが開催40周年を記念しての展示コーナーなどが設けられた。また、ステージ企画としてコスプレSNSのCureが協力して行うコスプレのステージイベント、千葉市長・熊谷俊人らの参加するシンポジウムや賀東招二、氷川へきる、松智洋によるトークライブ、中夜祭では魔法少女オーバーエイジズ(砂守岳央(沙P)&buzzG&飯田里穂&遠藤ゆりか)、畑亜貴、少女病、angela、上坂すみれ、小林幸子が出演するライブイベントが開催された。 また、黒子のバスケ脅迫事件の影響を受けてC83で『黒子のバスケ』のサークルが参加中止になったことの代替イベントとして、同作品オンリーの同人誌即売会「くろケット」を赤ブーブー通信社とスタジオYOUの協力を得る形で併催された。 超コミケットスペシャル 2015年4月25日・26日に幕張メッセで開催の『ニコニコ超会議2015』内で行われたコミックマーケットの簡易出張版。即売会は行われず、コミケの歴史をたどっていく展示をおこなった。 2020年 コミケットスペシャル開催見送り 2020年は東京オリンピックの開催が近かったことや、GWにC98が予定されていたなどの理由により、コミケットスペシャルの開催が見送られた。
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