女流育成会のライバル達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:36 UTC 版)
水城を含む同期入会7人の名は虹の七色から命名されており、本編内でも「虹色の七人」と注目を浴びる。 萌 早苗(もえぎ さなえ)(黄緑) 7歳にして入会。外見が前作の平手香と非常によく似ている 。成績は概ね良く、水城に一期遅れてAクラスに昇級する。実家は将棋会館近くでラーメン屋「華珍軒」を営み、出前常連の高美濃から将棋を教わった。また「華珍軒」の2階は夜以外、将棋関係者に開放され研究会が常時行われており、男性の若手棋士たちや虎斑桂、リモン、チェリー等が集い、後に水城も通うようになる。 リモン(里紋) アマリージョ 山吹(りもん あまりーじょ やまぶき)(黄) ブラジルから単身帰国した日系三世で、真中から分けて束ねた黒髪と褐色の肌が特徴。日本人の祖父に将棋を教わるも現地に対戦相手が無く、もっぱらパソコンの将棋ソフト相手に上達した。そのため育成会が初の対人戦となる。旅費を出してくれた祖父をプロになって日本に呼ぶのが夢だが、祖父が病床に伏したため昇級を焦る一面も。居飛車穴熊(イビアナ)を得意とし成績は優秀で、Bクラス時は水城の「橙四間」を虎斑桂の指導により破り通算2位でAクラスへ昇級、後のAクラスリーグ戦でも最終日まで優勝候補としてもつれ込む。 藤江 桔梗(ふじえ ききょう)(紫) 女子高生。奨励会にも所属しており、目的はあくまでも奨励会を突破しての初の女子プロ棋士であり、育成会から女流棋士への道は最悪時の保険と考えている。女流育成会では実力を考慮されAクラスに編入、水城のプロ昇級への最後の障壁となる。居飛車穴熊の名手でアマ四段以上の棋力を持つとされる実力者だが、二手指しやハメ手等で「信じられない星を落とす」悪癖がある。 チェリー・スカーレット(赤) チェスのアメリカ高校チャンピオンで、将棋で金儲けの為に来日した。髪は黒系で、バスト100を越えるグラマラスな巨体の持ち主。アルバイトで水商売を深夜3時までしているため遅刻する事もしばしばあるが、成績は優良で早苗と同時にAクラスへ昇級する。一時、女子プロレスラーを目指していたとの噂もあり、本編ではヘッドロックとヒップドロップを披露。父もアマチュア五段の腕前で海外支部長。 緑川 千草(みどりかわ ちぐさ)(緑) 太めの中学2年、学校ではお笑い系の人気者。5七銀右戦法による急戦が持ち味だが、自信の無さから勝負手に迷い自分で敗けに行ってしまう傾向があり、「万年お客様」となって退会・自殺まで思い詰める。その後「あやばぁ」に出会い、序盤から圧倒的優勢に持ち込む「現代ハメ手」を直伝され再起する。 東雲 杏子(しののめ きょうこ)(橙) 眼鏡の女子大生。大学の研究と両立のため成績は低迷。 真野 理枝(まの りえ) Bクラス前回順位2位。髪をリボンで後ろに束ねた清楚な外見とは裏腹に強気な性格。今期の成績は独走状態で昇級確実と目されていたが、最終日にO157に感染し途中退席、そのまま死去する。 木田 文子(きだ ふみこ) Bクラス前回順位1位、ポニーテールのスリムな女性。実力はあるがやや軽率な面があり、水城の「赤四間」に敗れる。繰上げ昇級した水城をやっかむ一面も。 田上 直美(たがみ なおみ) Bクラス前回順位3位。 小泉 栄子(こいずみ えいこ) Bクラス前回順位4位。 ピカリン Aクラス所属、金髪のハデなツインテールをしており本名は明らかになっていない。水城が仕掛けた「現代ハメ手」に沈む。藤江桔梗と並び「つのだじろう感」から外れた極北のキャラクター。
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