大河ノベルとは? わかりやすく解説

大河ノベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 08:21 UTC 版)

講談社BOX」の記事における「大河ノベル」の解説

大河ノベル(たいがノベル)とは、ある作家一年間12か月連続シリーズ作品刊行する企画である。12か月連続刊行という試み日本文芸界、そして世界出版界でも史上とされる12か月連続刊行にあたって書き溜め」を禁止していた。 2007年清涼院流水西尾維新2008年島田荘司2009年定金伸治と、3年間で計4人の作家がこの企画参加した。ただし、当初の予定通り12か月連続刊行成功させたのは、2007年清涼院西尾のみである。2008年島田荘司作品は、第1部2008年1月からの3か月連続刊行第2部2008年10月からの4か月連続刊行となり、2010年第3部・第4部刊行予定されていた。2009年定金伸治作品は、1月からの4か月連続刊行ののち、作者体調不良理由刊行中断した。 大河ノベル2007 清涼院流水パーフェクト・ワールド What a perfect world!西尾維新刀語清涼院流水執筆ペースギリギリだったため、最終巻に近づくにつれて初校了」(通常2回行うチェック修正1回のみで終えること)などの出版の裏が行われた。 シリーズ完結以降清涼院流水2008年講談社文庫版『彩紋家事件III刊行最後に講談社での執筆途絶え西尾維新太田克史講談社BOXから離れたファウストVol.8以降執筆していない。 大河ノベル2008 島田荘司Classical Fantasy Within第1部2008年1月から3か月連続刊行第2部2008年10月から4か月連続刊行2009年末までに、計7巻が刊行されている。 2008年12か月連続刊行予定されていたが、その後2008年1月 - 3月2008年10月 - 2009年6月」と刊行予定変更された。その後再度変更となり、2010年第3部第4部刊行予定されている。 当初は、奇数月・偶数月で2作品を各6巻とされていたが、刊行開始直前偶数月刊行の作品(「進々堂世界一周」)を単独作品とし、奇数予定だった作品を全12巻変更することが発表された。 また、進々堂世界一周』を『Classical Fantasy Within』の空白期間充てることがパンドラvol.1 SIDE-B袋綴じ)で発表された。 島田荘司士郎正宗他の仕事との折り合いの関係上、2008年1月3月3巻まで刊行され、そこで一旦中断。2008年10月から4巻以降刊行再開され2009年1月第7巻までで再度中断2009年9月より再開するという計画変更になる事が発表された。 「進々堂世界一周」は、特別に2作品のみ『Anniversary50 カッパ・ノベルス創刊50周年記念作品』(光文社2009年12月)、小説新潮9月号(新潮社2010年9月)に先行掲載され2011年4月に『進々堂世界一周 追憶カシュガル』(ISBN 978-4103252320)が新潮社より発売された。 島田荘司公認サイトで、島田荘司の大河ノベル開始前打ち合わせ様子などが分かる。 大河ノベル2009 定金伸治四方世界の王当初2009年1月から12か月連続刊行予定だったが、著者体調不良理由4月発売4巻以降刊行休止となった2010年6月刊行再開された。大幅なボリュームアップに伴い刊行ペース不定期となり、刊行数は全12巻予定から全14巻予定へと変更となった2015年08月24日付の著者ブログシリーズ打ち切り発表され講談社タイガ創刊に伴う講談社BOX作家陣整理公になった。また、担当引き継ぎ行われなかったことから、特典小冊子個人配布した

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