型式 ZWA10型 (2011年1月-2022年10月予定)
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「レクサス・CT」の記事における「型式 ZWA10型 (2011年1月-2022年10月予定)」の解説
パワートレインは、1.8Lアトキンソンサイクルエンジン「2ZR-FXE」型とモーター「3JM」型、リダクションギヤを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は100kW (136PS)を発生する。ハイブリッドシステム自体は、3代目「プリウス」と共通。また、ボディの軽量化や空力性能の追求により、2011年の発売当初はプレミアムコンパクトクラスでは群を抜く燃費性能34.0km/L(10.15モード走行燃費)を実現していた。トランスミッションも電気式無段変速機を流用するが、6段変速+パドルシフトを採用する点が異なっている。 走行性能では、パフォーマンスダンパーを装着しボディ剛性を強化したほか、フロント:マクファーソンストラット、リヤ:ダブルウィッシュボーンの形式を採るサスペンションは新開発。また、パドルシフトやドライブモードセレクトを採用するとともに、エンジンフードやバックドアにアルミ素材を使用し軽量化を行い、走りと乗り心地の両立を図っている。 「ドライブモードセレクト」は、ドライバーの状況や気分に合わせてノーマル、エコ、スポーツの3つの走行モードを選択できるシステム。スポーツモードを選択した際には、ハイブリッドシステムの駆動電圧が500Vから最大650Vまで昇圧して加速性能を最大限に引き出すとともに、メーター表示がハイブリッドシステムインジケーターに替わりタコメーターが表示され、照明も「青」から「赤」に切り替わる。 衝撃吸収ボディ、高強度キャビンを採用するとともに、新開発のむち打ち傷害軽減シートや合計8個のSRSエアバッグを採用。また、走行音の静かなハイブリッド車の接近を歩行者などに知らせる車両接近通報装置をレクサスとして初めて標準装備としたほか、衝突被害の軽減に寄与するプリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式:全車にメーカーオプション)、緊急ブレーキシグナルなどの安全装備を採用した。また、2017年8月に実施されたマイナーチェンジでは、プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)からなる予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を全車に標準装備とし安全性能を強化した。プリクラッシュセーフティシステムは、ミリ波レーダー+単眼カメラ方式に変更し、昼間における歩行者検知機能が加わっている。
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